日本カーシェアリング協会から活動報告書が送られてきた。

その存在を知ったのは東日本大震災の後、石巻市にふるさと納税をしたのがきっかけだった。

 

美味しい牡蠣が食べたいという下心もあったが、震災で甚大な被害を受けた石巻市を応援したいという気持ちが大きかった。

 

日本カーシェアリング協会は災害時に無償で車を貸し出す支援をしている。

石巻市を拠点に設立して、寄付車や寄付金で成り立っている。

 

能登半島地震では七尾市内に拠点を立ち上げて、支援活動を始め、能登市、能美市、珠洲市、輪島市(門前町・河井市・町野市)、穴水市、志賀市の9つに貸し出し拠点を設置したそう。

 

それぞれの拠点では地元企業や団体と連携して支援活動に取り組んでいる。

集まった車両は370台、申込件数は2,600件を超え、貸し出した1,655件になった。

 

貸し出した車の内容も、軽乗用、普通車、軽トラック、軽ダンプ、キャンピングカーなど様々だ。

 

その支援活動は広がり、2023年には支部を栃木県と静岡県に設置し、拠点の数を倍にして、3つのカーリースメニューを立ち上げて、それぞれの拠点で展開している。

 

車をシェアして支え合う仕組みを地域につくる「コミュニティ・カーシェアリング」

 

災害時に車で困らない仕組みをつくる「モビリティ・レジリエンス」

 

寄付車を貸し出すことで人と地域を元気にする「ソーシャル・カーサポート」

 

動く車も動かない車も寄付を受け付けている。

活用できる車には条件があるが、それ以外の車でも中古部品に再資源化されるそう。

 

また車を運ぶボランティアを募集している。

現在900人以上の方が登録されているそう。

 

大規模災害で車を失い、移動に困難を抱える被災者の支援に向けて、平時から自治体、企業、団体の皆様と連携して、いざという時に迅速な支援を実施すべく発足した災害支援のためのネットワークです。自治体とは個別で日本カーシェアリング協会と協定を結ぶことで、災害発生時に住む市民に向けて迅速な支援提供を行う体制を構築しています。

2023年の支援活動時にも車の寄付や広報の協力、タイヤ、ホイール、エンジンオイルなどの用品協賛、整備協力など多くの協力をいただきました。心を一つにして取り組めるパートナーの皆様の存在が本当に心強かったです。(報告書より)

車 トラック 車 トラック 車 トラック 車 トラック 

 

最後までお読みいただき有り難うございます。