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車内でマップを開いて現在地を見てみる。
青い○が移動していく。
地図を見るのも楽しい。
車窓から見えるのは森、森、森。
自然の豊かさに驚いた。
時々、海が現れる。
水が澄んでいて、とても美しい。
あまりにお天気がいいので、賢島まで足を伸ばすことにした。
伊勢市で賢島行きの特急に乗り換え、50分ほど。
賢島に到着した。
クルーズ船に乗る予定だったが、電車到着時刻に出航してしまったようだ。
次の出航は1時間後。
別に乗らなくていいと母が言うので、駅付近の真珠専門店で買い物し、次の目的地、横山展望台へ行くことにした。
駅付近でタクシーを手配しようと携帯をいじっていると、背後にスッーとタクシーが止まった。
お客さんが降り立ったので、乗せてもらうことにした。
グットタイミングに驚きながらも、手間も時間も省けて、有り難かった。
車で10分ほど、森の中を走っていくと、だんだん急勾配に。
やがて横山展望台に到着した。
有り難いことに、タクシーの運転手さんが車椅子を押してくださると言う。
このスロープはまだ、設置されて間もないとか。
展望台まで、スロープは、5往復くらいあった。
しばらく広大な景色を眺め、大自然を堪能した。
写真を撮ることに専念できて嬉しい。
リアス式海岸の入り込んだ複雑な地形がよく見える。
G7の行われた場所など教えてもらう。
運転手さんのガイド付きだ。
180度パノラマで、写し切れない。
森深い、大自然に圧巻だ。
もう一度、スロープをパチリ。
先ほどのダムへと繋がっているそう。
清らかな小川が道なりに流れている。
木々がうっそうと茂っている。
明らかに空気が変わったのが体感できた。
ひんやりとした、厳かな感じ。
先ほどとは、別世界だ。
足形跡遺跡とある。
どなたのものか、説明書きはなかった。
また、鳥居が現れた。
道が急になってくる。
前方を行くのは母の車椅子を押してくださる運転手さんと母。
天の岩戸は恵利原の水穴とある。
こんこんと湧き出した清水がダムに流れ込み、市民の水瓶となっているそう。
かなり急勾配になってきた。
運転手さんに感謝。
滝が見えてきた。
勢いのある流れだ。
『天ノ岩戸禊瀧』と書いてある。
この場所で身を清めてから神事を行ったのかな。
これが天の岩戸だ。
思ったよりも小さい。
神話では、天照大御神が乱暴者の須佐之男命に手を焼いて、天の岩戸にお隠れになったとか。
この岩戸から蕩々と清水が湧き出している。
この後、不思議な画像が映り込んでいた。
シャツターを押した覚えはないのだが‥
どう見ても水のようだ。
帰宅後、気になって調べたところ、天の岩戸は洞窟になっていて、その奥には滝があり、水の神様「泣沢女神」、「美都波女神」が祀られているそう。
真珠王、御木本幸吉さんが植樹した楠。
御木本楠と名付けられたそう。
こちらから禊ぎの瀧へ入れるようになっている。
古い石碑がある。
ちょっと読み取るのが難しい。
この岩戸から途切れることなく、あふれ出ている清水がダムを作り、市民の生活に欠かせない水瓶となっている。
天の岩戸の神話に魅せられて訪れたが、神と自然が一体となり、人々に恩恵を与えていることを実際に見て、感じ取ることができたことは貴重な体験だった。
それにしてもゾクゾク感が凄く、天の岩戸は霊験あらたかな場所だった。
無事、運転手さんに伊勢市内のホテルまで送っていただいて、1日目の観光を終えた。
タクシーの運転手さんには本当に感謝だ。
親切に母の介助をしていただいたこと、神話の話やダムのことなど、色々と教えていただいたこと有り難うございます。
追記 後日、お世話になっているヒーラーの方にあの不思議な写真を見ていただいた。
あの写真は瀬織津姫様からいただいたものです。
大事にしてください。
過去世では使命として水に関わる巫女をしていました。
今世でも自分の使命を果たしなさい。
以上、瀬織津姫さまからのお言葉として伝えていただいた。
有難くも、身の引き締まる思いだ。
最後までお読みいただき有り難うございます。