日曜日に法事があった。
父の13回忌に合わせて、父方と母方のご先祖様の法要も行うことにした。
母は自分の病気や体のことも考えて、この機会にと思い立ったようだ。
叔母連中も、皆、高齢で、身体のあちこちに不具合がある。
一応声は掛けたが辞退するとのことだった。
出席者は母、伯父、私、娘、妹夫婦、妹の子供3人と、その家族どなった。
ところが、1週間ほど前に、妹からコロナに罹ってしまったとの連絡があった。
すでにお寺に予約してあるし、皆の都合など、また日を改めるのも大変なので決行することにした。
当日の朝、電話が鳴った。
伯父からだった。
今日のために全て支度を整えていたのに、目の調子が悪くなり外出が厳しいので、申し訳ないが欠席するとのことだった。
伯父とはしばらく会っていなかった。
甥の家族も紹介できる良い機会と思っていたので残念だった。
法要は11時からの予定。
10時には出かけるつもりで準備していた。
いつも遅れ気味の娘は珍しく定時に現れた。
ところが母がもたついている。
どうしても、ゆっくりの動作になり、支度に時間がかかってしまう。
これもパーキンソン病の特徴みたい。
なんとかギリギリ、時間に到着した。
もうみんな集まっている。
あわてて持参した花束を2つのお墓に供えに行った。
妹のご主人が手伝うというので1つお願いした。
すると、いつの間にかチビちゃんがおじいさんと手を繋いで現れた。
一歳半くらいの男の子だ。
チョコチョコと、よく歩く。
おじいちゃんの手を離れてウロウロ..
そこへ甥御の奥さんがお手伝いしますか?と現れた。
ちょうど良いので、チビちゃんのお世話をお願いした。
急いで上がると、まだ皆お茶を飲んでいた。
私もちょっと一服できて良かった。
程なくして若住職がご挨拶に来られた。
ご住職の娘さんが跡を継いでいる。
ご案内があり、みなで本堂へ移動した。
母は1人では歩けないので家でも歩行器を使う。
甥御達が補助してくれて、なんとか階段も移動できた。
そして御住職が来られると、法要が始まった。
チビちゃんはしばらくウロウロしていたが、そのうちお母さんに抱っこされて席に着いたようだ。
時々、アッーとかキャッとか歓声が上がる。
もう直ぐ一年生のお兄ちゃんは静かに座っているみたい。
(私は一番前の列に座っているので見えない)
やがて、お焼香が始まる。
まずは母から、次に私と..順番に進む。
そしてお兄ちゃんがお父さんと一緒にお焼香。
お父さんの見よう見まねでお香をつまんでパラパラしている。
最後にちゃんとご挨拶もできた。
親子のご住職のお経は息もぴったりで、お堂に響き渡る。
心を洗われるようで気持ちがいい。
私は父、若くして亡くなった伯父、祖母、母方の曾祖父、曾祖母、祖父、ご先祖を思い浮かべ、いつも見守ってくれて有り難う、どうぞ安らかに..と祈った。
やがてお経は終わり、ご住職の法話が始まる。
コロナ渦で大人数の法事が大分減りましたが、こうして集まって、ご先祖様も一緒に法要することはいいこですね。
法事をすることは徳を積むことで、そうすると、ご先祖様が有り難う、幸せになってねと返してくださります。
父が亡くなった頃はまだ幼かった子供たちが結婚したり、成長して頑張っている姿をご先祖様に見て頂けたと思うと胸が熱くなってしまった。
私はお兄ちゃん、おとなしかったね~と話しかけた。
「数珠の数を数えていたんですよ」とお母さん。
子供は何でも遊びにする天才だなあ。
母も無事に法要を終えてほっとしたようだった。
その後の会食はいつもよりモリモリ食べていた
ちなみに何を食べたかというと、チーズをたっぷり
自宅の近くのフォルネというお店に行った。
ニョッキ、外はカリッと、中はモチモチ、塩こしょうが効いていて美味しい。
ホタテ、サーモン、タコ、エビなど新鮮な魚介類。
特製ドレッシングも美味しい。
ザクッといくと、チーズがあふれ出す、赤い生地はトマトの色だそう。
エビとパプリカのアヒージョ
ナポリタンがなかに入っている。
トマトが良い感じに効いていて美味しかった。
写真に取り忘れたが、桜のワインで献杯となった。
精進料理とはいかなかったけれど、みんな美味しいと満足したみたい。
チビちゃんズもよく食べていた。
みんな幸せそうだから、ご先祖様も喜んでくれたかな
最後までお読みいただき有り難うございます。