実は数年前、
私は何もかも辞めようと思っていました。
曼荼羅アートも。
個展も。
SNSでの発信も。
次の個展を最後にして、
静かに終わろう。
そんなことを本気で考えていた時期がありました。
それまで私は、
曼荼羅アートの魅力を多くの人に知ってほしい。
ペン一本でも描けることを伝えたい。
描くことで心が整い、
魂の願いに気づいて、自分らしく生きる人を増やしたい。
そんな想いで活動していました。
けれど、ある出来事をきっかけに、
それまで積み上げてきたものが急にむなしく感じられてしまったのです。
何のために頑張っているのだろう。
続ける意味があるのだろうか。
そんな気持ちが心の中を占めるようになりました。
SNSでの発信も少しずつ減り、
個展の告知にも力が入らなくなりました。
投げやりになっていたのだと思います。
「もういいや……」
そんな言葉が何度も頭をよぎりました。
ところが不思議なことに、
曼荼羅アートを描くことを、
完全にはやめることができませんでした。
誰かに見せるためでもなく。
販売するためでもなく。
評価されるためでもなく。
ただ描いていました。
気が向いた時に、
ペンを持って円を描き、
丸を描く。
そんな時間を過ごしていました。
マクラメも同じです。
一本一本、糸を編んでいく。
ただそれだけの作業なのに、
気持ちが落ち着いていくのです。
作品を作っている時間だけは、
余計なことを考えずにいられました。
今振り返ると、
あの頃の私は創作に支えられていたのだと思います。
曼荼羅を描くこと。
マクラメを編むこと。
作品を生み出すこと。
それは仕事でもなく、
趣味でもなく、
もっと根っこの部分にあるものだったのかもしれません。
私は時々、
「なぜそんなに描き続けられるのですか?」
と聞かれることがあります。
でも正直なところ、
描き続けているという感覚はあまりなく、
気がつくと描いているのです。
創作は私にとって、
食べることと同じなのかも(笑)
辞められなかったもう一つの理由が、
周りにいてくれた人たちの存在です。
辞めようと思っていることを伝えていなかったけれども、
何気ない日常の会話を楽しんだり、
一緒に笑ったり。
創作が私を支えてくれたように、
人とのつながりもまた、私を支えてくれていました。
その存在なくして、今の私はないのです。
そんな時期を乗り越えた私が6月18日から個展を開催します。
会場には、
私自身の励みになった作品が並びます。
ただ綺麗な絵としてではなく、
迷いながらも、
立ち止まりながらも、
描き続けてきた時間そのものを感じていただけたら嬉しいです。
もしかしたら、
あなたにとって必要なメッセージが作品の中にあるかもしれません。
ぜひ会場でお会いしましょう。
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大迫弘美 曼荼羅アート原画展
2026年6月18 - 21日、25 - 28日(8日間)
第三章- ぎゃらりぃ花うさぎ
(福岡市早良区石釜49-10)
営業日:木.金.土.日、11~16時
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全日、在廊する予定です。
会期中は、ワークショップを行ないます。
曼荼羅アート、マクラメ、古代エジプトの練り香キフィ、パステル曼荼羅アートなどやってみたいなと思うものがありましたら、お知らせくださいませ。
数々の作品と共に、お待ちいたしております。
お問い合わせは以下からお願いします












