
お部屋のあちこちには、Wataruさんがこれまでの仕事や旅先で出会ってきた思い入れのあるアイテムが散りばめられています。一つひとつのモノに語れるストーリーがあることが、この空間の奥深さをつくっています。

ダイニングの壁を飾るシグネチャーは、民藝作家・宮入圭太さんの型染タペストリー。百貨店勤務時代にイベントで出会った作品です。 「動画制作の仕事で作家さんのアトリエに伺い、実際に型染めをしている姿を見て素敵だなと思い、衝動買いしました。ポスターもいいですが、布独特の色合いと洗練された雰囲気が、部屋全体を柔らかくしてくれますし、周りに置いている植物との相性も抜群なんです」
窓際のスペースには、インテリアブランド「trim」の一点モノのベースライトが優しく光ります。木工作家が手がけた独特な形状の木のベースに、ぽつんと電球が乗ったデザイン。
夜になると、この照明の灯りが床や壁にノスタルジックな影を落とし、お部屋の表情をガラリと変えてくれます。「明るすぎず、この抜け感とゆるさがすごく気に入っています」と語る通り、夜のリラックスタイムには欠かせないアイテムです。

そして、ご友人と立ち上げたブランド「QUILTO」のスリッパも重要な存在。 「僕は少しだらしないところがあって、ついスリッパを脱ぎっぱなしにしてしまうんですが、そんな放置された姿でも『なんか可愛い、生活感があっておしゃれだな』と思えるデザインです」と話します。

ダイニングテーブルはワークスペースも兼ねており、頭上には大阪のショップ「Essential Store」の3層になった和紙の照明が吊るされています。

合わせたチェアはファントム・ハンズのピエール・ジャンヌレのリプロダクトとカリモク60のダイニングチェア。名作家具とクラフト感が絶妙にミックスされています。

一人暮らしにしては広めのキッチンは、あえて生活感を出したスタイルに。

「海外の家庭の、いい意味でごちゃごちゃしたキッチンに憧れていて。色使いにはこだわっていて、木製のまな板などのナチュラルカラーをベースにしつつ、ギリシャのビールの空き缶や海外で購入したのど飴缶」
「さらにはデザインの可愛いセロハンテープなどを『緑エリア』『黄色エリア』のように配置して、色が映えるようにしています。普通はインテリアにしないようなものを置くのが好きなんです」
普段は週に1〜2回しか料理をしないそうですが、よく飲むというカップ酒の空き瓶を洗ってコップやディスプレイとして活用するなど、大人の遊び心が満載の空間に仕上がっています。
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お名前(職業):Wataruさん(フリーランスディレクター)
@wataagram
場所:東京都
面積:1LDK
築年数:21年
住宅形態:マンション
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