田辺さんの部屋づくりで大切にしているのが素材感。なんとなく物を買うことがないよう、マイルールに沿って選ぶようにしていました。

「一人暮らしのときに“なんとなく”で購入したプラスチックの収納ケースなどは、住まいや暮らしが変わっていくと、『置いたけどしっくりこない』と感じることが増えていたんです。そう感じていた原因は素材にあるのだと気づきました。

たとえば、部屋に合わないと感じる、合板の家具やプラスチックのアイテム。直感で『これは部屋に馴染まないだろう』と思うものは家に迎えないルールにしています。



逆に積極的に部屋に取り入れているのは、古い木の素材感。
「部屋の印象を決める本棚や椅子といった大きめの家具は、古道具店などで探すことが多いです」



ダイニングスペースに置かれた本棚は素材感はもちろん、背板がなく、壁が見えるところが決め手だったそう。
圧迫感なく、部屋にも自然に馴染んでくれていますね。



新しいアイテムを探す場合も、無垢材や無塗装、オイル仕上げなどの素朴な質感を選び、経年変化を楽しめるものを選んでいるようです。
このように素材にこだわることが、統一感ある部屋に繋がっているのですね。
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お名前(職業):田辺さん(雑貨店「mikke」経営)、夫・Tさん、お子さん
場所:福井県敦賀市
面積:58㎡
間取り:3DK
築年数:築約30年
住宅形態:マンション
家賃:52,000円
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