住み手の跡が見える瞬間が好きだ。
住まいは住み手による人生の作品だと思っているからこそ。
魅力的なお部屋で、自ら作られたインテリアにはキュンとくる。
みなさん口を揃えて
「近くで見ると粗があるんですよ」とか「実は不備があるのでまだまだです」なんて言うのだけれど、どこか誇らしげだったり、我が子を見るような優しい眼差しで作られたものを見る様子がこれまた好きで、「そういうのがいいんだよなぁ。」と心の中でほっこりしている。

今回は24年に入って伺ったお部屋からそんなDIYを5つピックアップ。
作り手が我が子のように見るのなら、私たちは親戚の子を見るように
優しい眼差しでその姿を追っていきたい。

①フロアタイルで賃貸に見えない空間づくり

ちいさんがお気に入りのリビングスペースは、自ら手も加えてお気に入りの空間に変えられていました。 「前の住まいでDIYを始めて、賃貸でもこれだけ変わるんだという経験が出来ました。引越しても必ず手を加えて賃貸っぽく見せないようにしたいなという思いで色々と手を加えています。」

1日の中で過ごす時間の長いリビングは、心地の良い空間になるよう床や家具を工夫しました。「賃貸っぽさが出てしまう床はフロアタイルを敷いてDIYしました。前の住まいでもフロアシートは使っていたのですが、仕上がりが変わってまた新しい気持ちで楽しめています。」

②ふすまを外し、オープンな壁面収納へDIY

お暇さんが今回はじめて取り組んだDIYは襖を外して、突っ張り棒を活用した飾り棚。リビングと和室の視界を遮らない抜け感ある収納スペースをつくっていました。

棚板の高さも余裕を持たせてつくられており、ちょっとした変化をつけるのにもバリエーションが複数つくれそうです。

③住まいによってかたちを変えるDIYの本棚

Sahoさんがキッチンとリビングの間に設けられた本棚は前の住まいでDIYしたものを、現在の住まいに合わせてリメイクされたそう。 「3年前の大晦日、年越し前に二人で必死になって作った思い入れのあるインテリアです。」

「住まいが変わるタイミングで1度解体して運び、今の住まいのスペースに合わせて作り直しました。」

 

「元々本が大好きな夫と絵本作家をめざす私が集めた絵本がバランスよく並び、二人の趣味が見渡せるところが好きです。」


④色合いを加えていけるDIYの飾り棚

erikaさんのリビングは一枚板のテーブルに合わせてウッドで温かみのある空間にしつつ、アイテムで遊び心のある個性的なアイテムを掛け合わせて。
「デザインやカラーで、遊び心があるものを足してお部屋を作っています。」

リビングの飾り棚はポップな色合いと柔らかな印象を持たせるラウンドがかった棚板が特徴的。

お二人のそれぞれ好きなものがディスプレイされています。

 

 

同じ色合いでキッチンカウンターもDIY。
既存のカウンターにぴったり被せることのできる形状で、原状回復もしやすいDIYになっていました。

⑤好きが詰め込まれた押し入れデスクDIY

Kannaさんのお部屋の中でも特徴的なのが、個性溢れる押入れデスク。
「作業デスクを買うか迷っていたのですが、広くて大きな机が欲しかったこともあり、思い切って押入れをデスクにしました。」

「思っていたよりも閉鎖的な空間だったこともあって、作業に集中しやすい環境になりました。押入れ自体がものをしまう場で、そこをデスクにしてるので、自分の考えてることやアイデアが詰まっているような空間づくりを意識しましたね。」

壁紙やポスター、ポストカードなどをちりばめ、自身の好きなものが常に視界に入る中で没頭できるような空間に。 「自分の好きを詰め込める空間が出来上がったのでお部屋の中でも特に、お気に入りの箇所になっています。」

作業しやすい環境のために、延長コードを使って、デスクランプや棚板にも照明をつけることで、夜でも作業しやすい環境を整えられていました。

 

今回は以上。どれも大なり小なり、理想の暮らしを実現するために作られたもので
個性も愛着も感じるものばかり、またいいねやコメントで興味を持って頂けていたら
第2弾もアップしたいと思います。