広い土間スペースを抜けてまず印象的だったのが、広さはもちろん、見た目もスタイリッシュな床とキッチン。理想の雰囲気を実現するために、設計事務所の方と左官屋さんのショールームに赴いて交渉した、こだわりのスペースでした。

「リノベを始める前から、絶対に床の左官仕上げだけは妥協しないと決めてました。寒いかなとか落ちつかないかなとか心配な点もありましたが、傷もつかないし掃除もしやすくて気に入っています。素足で歩いても気持ちよく、後悔はまったくないです」

大阪府豊中市に住む夫婦の中古マンションリノベーション部屋

床よりさらにじっくり検討されたというのがキッチン。明暗のある色合いとクラフト感のある塗り跡に味を感じます。

「キッチンも質感にとにかくこだわりました。扉部分は当初、味のあるアイアンにしたかったのですが、しっくりいくものがなくて。

何の素材にしようか迷っていた中で、設計事務所の方と訪れた左官屋さんのショールームでミダスメタルを紹介いただき、金属左官のサンプルをみてこれだ!と即決しました」

キッチンは4mほどと長くつくってもらったので、複数の作業を並行して行う際にも十分な作業スペースを確保できますし、飾り棚でディスプレイも楽しめるため、使い勝手がいいです」


(取材時)
お名前(職業):むつみさん(美容師)、ご主人(美容師)
場所:大阪府豊中市
広さ:1LDK + WIC/79.84㎡
リノベーション費用:1,200万円
築年数:39年
住宅の形態:マンション
:
:
生活感のなさは収納設計にアリ。美容師夫妻こだわりの築39年フルリノベ部屋(大阪府豊中市)|みんなの部屋