三ツ廣さんの使い勝手のいい広い作業スペースと、好きな景色が眺められるレイアウトを兼ね備えたキッチンは、住みはじめから現在まで、試行錯誤を重ねられている空間でした。

「キッチンでは使うものも少しずつ入れ替わってきています。子どもの頃、家にありすぎて苦手になっていた小鹿田焼は、最近になってよさに気づき、それまで雑貨感覚で集めていた食器を『器』という感覚で揃えていくようになりました」

「そして現在、敢えて『台所』と言いたくなる佇まいへの憧れを試行錯誤している場所でもあります。最新の機器には興味がなく、おばあちゃんになった私にもしっくりくるかなぁと考え、観音開きのシステムキッチンを選びました」


(取材時)
お名前(職業):三ツ廣さん(暮らしのくふう工房haco+ 主宰)、旦那さん(取材時は不在)、猫2匹
場所:大分県日田市
広さ:4LDK
住宅の形態:築16年 戸建て


背伸びしない、重ねた暮らしをうつす家。無理せず続く収納で、心にゆとりが生まれる(大分県日田市)|みんなの部屋