2月のお部屋からは印象的だった収納を振り返り。
住まいのなかで、お気に入りの場所として一番に挙げてくれたのが台所。

夫婦揃って料理好きであり、設備や収納には2人の思いがこもっています。
「夫が料理を得意にしているので、半分以上は夫の意見を尊重しながら考えていきました。ただ、完全に業務用で揃えるのは見た目の面で気になったので私の声も聞いてもらって今の台所ができあがりました。



toolboxさんにお願いして、ワークトップの高さは夫に合わせた標準よりも少し高めの設計に。フライパンなどの調理器具もこだわりのもので揃えるようにしています」

空間のデザインは無骨になりすぎないよう吉村さんの声を反映してもらったそう。

また、収納に関しては、吉村さんが好きなものを眺められるよう「見せる収納」が中心になっていました。

「ワークトップより上は造作、下は無印良品のステンレスラックを使う前提でスペースを作ってもらいました。



収納については、お気に入りの調理器具やカゴなど目で見て気分の上がるものを手前に並べるようにしています。

逆に生活感がある使用頻度が低い調味料などは、奥の方に入れて目に入りすぎないようにしています」

また、空間に馴染みづらいパッケージの消耗品や細々とした調理器具はカゴに収納して、表に出ないようにひと工夫していました。

これらとは別に、シンク上のウォールシェルフは吉村さんのテリトリー。



「好みの器やお花など、定期的に見直しながらディスプレイを楽しんでいます」

毎日使う空間だからこそ、目に入るものを整えることが居心地の良い空間に繋がっているんですね。

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【取材先プロフィール(取材時)】
お名前(職業):吉村さん(会社員)、夫、吉村さんのお母さま
場所:大阪府枚方市
面積:82.3㎡、3LDK
築年数:築5年
住宅形態:戸建て
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木をメインにした温もりのある一軒家に建て替え。たくさんの“叶えたい”が実現した家づくり(大阪府枚方市)
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