人には、得手不得手があるものです。
僕が中学三年生の時、美術以外はオール5でした。
肝心の美術は3。
とはいえ、
通常は2でしたので、だいぶ温情があっての3だという認識はあります。
三者面談で、美術をもっと頑張れと先生からも親からも言われて、「僕は美術なんて将来100パーセント使わないし、絵にまつわる仕事なんか絶対につかないからやらない!嫌いだし!」と結構な勢いで反論したものです。
しかし、2018年の僕のテーマは「趣味の拡張」。
「自分探しの旅」なんて言いますけど、僕は旅になんかでなくても自分探しはできると思っていて、自分が得意なことや苦手なこと、昔好きだったこと、嫌いだったことなどに向き合う時間を作れば、幅が広がったり、狭くても深まったりもするものです。
そんな訳で、今年は、船酔いするし、サーフィンの波待ちで吐いて、ゲロが撒き餌代わりになって魚が集まってくるみたいなことをしていた経験から海に対する若干の苦手意識があったのですが、「小型船舶の免許」を取ってみました。(めちゃくちゃ忙しいのに土日に時間を取って取りましたよ。天候的な問題もあってスケジュール調整が大変すぎた)
あと、これまで「散歩しながらたまに打つ」程度だったゴルフも、スクールに行ける時に50分!とか、深夜に睡眠時間を削って24時間オープンの練習場に行って練習したりしています。
また、ギターも可能な限り毎日30分練習したりね。
そろそろ料理もやりたい!
正直、楽しいですよ。
なんかね、本当に自分の幅が広がっているのがわかるし、僕、ゴルフ下手ですけど、一生やりたいスポーツだなと思ってます。なんかとても優しいスポーツですよね。和気藹々のんびりやれるし。
年齢もあまり関係ないしね。
そんな中、
あるきっかけがありまして、「仕事で」絵に携わることになりました。
そんなバカな!
絶対に携わらないとタンカを切ったのに!
で、ある講演会でそのことを言ったら、ある高名な先生が「こういうのあるよ」とワークショップを紹介してくださいました。
二日間でデッサンの基本を教えてくれるというもの。
僕はなんの疑いもなく、その講演会の帰りにネットで予約。
講習費用も結構高かったんですが、即申し込みました。(これ、僕の良い所の1つだと思います。即断即決して行動するところ。それで失敗することも多いんですけど、その失敗って完全に経験値アップですからね、行動することこそ価値がある。逆に「良いアイデア」とか「意気込み」なんて価値はないと考えています。)
で、申し込んだは良いんですけど、
土日の2日間ですよ。
ちゃんと調べてみたら朝10時から夕方6時まで。
マジか。。。
クソみたいな講習だったらどうしよう、などなど、
「申し込んだ後に」色んな不安がこみ上げてきました。
まぁ、つまらなければ初日の午前中で帰ろう!
そう思っていたら、
「宿題」が送られてきました。
なんでも、自分の手のひらと自画像を描けというもの。
なるほどね、ビフォーアフターで比べるのね!
そう思い、ここはちゃんとやろうと決めました。
ちなみに、これは僕が想像で書いた「キティちゃん」。
と言ってました 笑
若干、北朝鮮の前指導者に似てなくもないですが、
少なくとも、根本的な絵の質が違いますよね。
もう一度言いますが、
これ、
「2日間」の成果です。
正味13時間ぐらいです。
僕、美術で「どうやって描くか」を習ったことなかったなと、とりあえず写生させられて、それに講評を貰うだけだったよなーと思いました。
センス次第、あるいは努力次第だと思っていました。
でも、違うんですよね。
そこにロジックを持つ先生次第だよなと。
最終的に、
「絵を描くの超面白いじゃん!俺、これを趣味にしよう。老後はずーっと絵を描いてよう」
と思ったぐらいです。
それが一番嬉しいことだったな。
人生でトラウマ的に嫌いだったものが「好き」となる経験。
これって、最も価値のある体験かもしれません。
いやー、先生次第でこんなに変わるんだ!
と生徒の立場で実感させられました 笑
そうだ、新刊紹介しとこ!
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