みなさんこんにちは。

 

坪田信貴です。

 

年が明けて、今日あたりから仕事始めの方が多いのではないでしょうか。

 

 

坪田塾は、12月30日から1月3日がお休みでした。

(毎年そうです)

 

 

受験間近じゃないか!塾を開けろ!

 

と言われたことも昔はあったのですが、

 

そもそも、この時期に「先生に教えてもらわないとできません」という状況だと受かるものも受かりません。

 

 

親御さんとしては、「塾に行っている方が安心」という気持ちになるのはわかるんですけどね。

 

特に、年末年始で追い込まれている時の表情を見てると、

 

「あんた大丈夫?」

 

となり、

 

 

そうやって声をかけられると、当然、「絶対大丈夫!」なんて自信を持って言えるわけないですから、

 

 

「うーん。。。。。。」

 

 

となって、ポツリポツリと不安が出てきて、自分で言っているうちに更に不安が増すという、マイナスのスパイラルに入ったりもします。

 

 

なので、「あんた大丈夫?」ではなく、「あんたは大丈夫!!」という声かけをしてあげてほしいと思います。

 

 

大丈夫に根拠はあるのかって?

 

 

あるわけないでしょう。

 

 

そんなもん、何にでも「根拠」なんて求めてたら、どんなことだって成し遂げられません。

 

 

やったことがないことに「根拠」なんてないんですよ。

 

 

それが所詮、「データ」の限界なんです。

 

 

データなんて過去の記録ですから。

 

 

それによって全てが決まるわけじゃない。

 

 

だからこそ、「大丈夫!!!!絶対大丈夫!!!」と考える。

 

 

それができるかどうかです。

 

 

じゃなかったら、僕らは過去の延長でしか生きるスペースがないことになります。

 

 

そんなの、僕はつまらないと思うし、そもそも未来のために勉強しているんですから、

目的から考えたら、「大丈夫?」と不安を煽っても百害あって一利なしなのです。

 

 

 

この時期の保護者面談ですごい確率で聞かれるのが、

 

「うちの子の合格可能性はどれくらいでしょうか?」

 

 

というものです。

 

 

 

冷静に考えて欲しいのです。

 

 

そんなのが数値で出るわけないでしょう。

 

 

模試の「合格可能性」だって、あんなもん嘘っぱちですからね。

 

 

そもそもね、多くの受験生は、「マーク型(センター型)」の模試を受けて合格判定出てるでしょ?

 

 

でも、上位国立大だと(例えば東大にしましょうか)、

 

センターは110点。

2次が440点。

 

の計550点満点です。

 

 

ちなみに2次試験は論述ですからね。

 

 

センター型の模試の結果で、なんで「合格判定」ができるんですか?

 

 

意味わかんないでしょ?

 

 

これって、例えるならば、

 

 

センター試験型のマーク模試=足の速さ

 

 

だとして、

 

論述試験は水泳だとした時に、

 

 

足の速さで、水泳競技の大会順位の予想をしているみたいなもんです。

 

 

「だって、同じスポーツじゃん!」

 

 

みたいな感じで。

 

 

 

そもそも、マーク模試の合格判定と「それぞれの人数」を見りゃわかりますけどね、

かなり多くの人がA判定やB判定以外で合格しているはずなんです。

 

なんだったら志望校の校門に行って、リサーチしてみればいいですよ。

「最後の模試の判定ってなんでした?」って。

 

明らかに、その合格判定がおかしいことがわかるはずです。

 

 

しかし、みーんな、その「合格判定」に一喜一憂するんです。

 

アホかと。

 

 

 

で、「合格可能性はどれくらいですか?」の答えは、「わかるわけない」です。

 

 

お医者さんに「私の病気は治りますか?」と聞いてるみたいなもんです。

 

 

そんなもん、神様じゃないんだから分かるわけないでしょう?

 

 

「最善を尽くします」としか言えないのはちょっと考えればわかると思うのです。

 

 

 

でも、それって、本当は「可能性」を聞いているんじゃないんです。

 

 

みんな、安心したいだけなんです。

 

 

でも、自分を信じることができないから、少しでも安心させてくれそうな人に、

それを聞いている。

 

だから、僕はいつも答えてました。

 

「大丈夫です」って。

 

 

 

「合格可能性はどれくらいありますか?」の質問に対して、

 

 

「大丈夫です」

 

 

という答えは、答えになっていません。

 

 

でも、その子も親御さんも僕たちも一所懸命自分たちなりにやっているんです。

 

 

特にこの時期に手を抜いている子なんてほとんどいない。

 

 

だとしたら、もう「大丈夫」しか答えは残っていない。

 

僕らがやるべきことは、「安心させること」というよりも、

とにかく、生徒さんと一緒に最後の最後まで最善を尽くしてがんばること。

諦めずに一つ一つを最後の一瞬まで学習すること。

 

それしかない。合格可能性を考えてもどうしようもないんです。

 

 

なので、ぜひ皆さんも「大丈夫かしら?」と思うのではなく、

 

自分にできることを一つ一つずつやりましょう。

 

 

「大丈夫、そう声かけて、頑張ろう。」

 

 

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で、受験生たちが受験生モードだからこそ、受験生じゃない子どもたちにも一言。

 

みんな周りがピリピリし始めて、うわー、と思い始めたんじゃないですかね。

 

この時期は特に、「勉強法」の相談を受けます。

 

 

塾なんかでも指導をしているとね、

 

「せんせー、これ、ワカリマセーン」

 

 

といってきて、ふんふんと聞いてると、明らかにそれって「教科書」もしくは「参考書」に書いてあるじゃん!

 

と思うことばかりなので、

 

「なるほど、んじゃさ、この参考書のここって読んだ?」

 

 

「読んでなーい」

 

 

「んじゃ、読んでこようか」

 

「わかったー」

 

 

というケースが100万回ぐらいあります。

 

 

そもそも、「ちゃんと読まない」というパターンね。

 

 

だいたいネットの記事とかも、「タイトルしか読まずに批判する人」みたいな人は、勉強が苦手な人だったんだろうなといつも思うんですが、

 

塾やってると、本当に、「もう、それだけやん」っていうことが多々あります。

 

 

読まずに「わからない」というんですね。

 

 

「関係代名詞?なにそれ?むず!わからんわー!」

 

「へー、なるほど。そこの説明読んだ?」

 

「読んでない」

 

みたいな。

 

 

読めよ!とね。

 

 

 

先日も、妻とコインパーキングから出庫しようとするときに、僕は娘をベビーシートに乗せて、妻が支払いをするという役割分担をしようと思って娘を乗せていたら、妻が、「なんか、お金を入れるところがない。出せないかもしれない」といってくるので、

 

「んなわけあるかい」

 

といって、機械のところに向かって、パッとそこを見たら、確かにお金の投入口が見つかりませんでした。

 

「本当だ。ないね」

 

と言うと、妻は、どや顔をして

 

「でショー?」というので、

 

 

僕はその上にあった説明板を読みました。

 

すると、

 

このボタンを押せとでかでかと書いてあるじゃないですか。

 

 

「うーん、ここにボタン押せと書いてあるよ。押してみようか。あ、できた」

 

 

「説明板読んだ?」

 

「読んでない。だって・・・・・・」

 

「君は俺の生徒か!もうこのやりとり100万回やったわー!!!!」

 

嫁よ!

 

というくだりがあったのですが、

 

 

なんというか、みんな読まずにやりすぎ。

 

 

新しい機械とかも、説明書読めや!ってこと、ありません?

 

 

で、できずにイライラしてる人。

 

 

僕も、ある程度説明書を読まずにやる派ですが、それでもできなかったら、普通に説明書を読んで、自分でやります。

 

しかし、勉強が苦手だったんだろうなという人は、たいていそこで「イラついて」人に任せるか投げやりになるというパターンだなと思ってます(笑)

 

 

で、

 

ツイッターやいろんなメッセージでくれる質問のほとんどは、

 

「ビリギャル(単行本)」

 

やら、いろんな本に書いてるので、ぜひそっちを読んで、その上でわからないことを質問してほしいなと思います(^^)

 

↓映画や文庫本にはない、勉強のやり方などもかなり詳しく書いてるのでぜひ、単行本を読んでみてください。

 

 

 

英語や日本史、数学1Aに関してはこちらに。

 

動画授業一覧などもあります。公式サイトはこちら

(質問で、下記の本の動画がなくなったのか?と言うのがありましたが、上記から動画授業一覧に行っていただければ見れますヨー)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あと、親子関係、会社での対人関係などについてのご質問は、こちら。

 

 

 

 

 

 

 

本を買ってほしいというか、

 

どちらかというと、「自分でまずちゃんと調べてから」質問する癖をつけましょうと思ってます。

 

その方が、将来も絶対役に立ちますよ。

 

 

引き続きよろしくお願いいたします。

 

 

 

 

------(告知)-------

 

今発売されてます、CNN ENGLISH EXPRESSの2月号で巻頭インタビューを受けさせていただきました。

 

タイトルは、「教育の力を世界で証明したい」。

 

なんとも大風呂敷ですが(笑)

 

なかなか面白いインタビューになっているかと存じます。

 

 

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あと、みやざき中央新聞さんで、お正月から毎日特集として連載していただいております。

 

この新聞は、基本的に「ポジティブな新聞」として有名です。

 

遠方の方も注文することができるそうです。

 

 

 

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