広島県三原市の如水館中学校高等学校で講演会の講師を務めさせていただきました。

創立75周年だそうです。

その記念式典の後の記念講演。

大役です。

千人の人たちに立ったまま迎えられるというのは威圧感ありますね 笑

保護者の方々もとても沢山参加して頂きましてありがとうございました!

まず学校の雰囲気ですが、生徒さんたちがとても活き活きしていて、挨拶も元気だしね、なんか感動しましたし、まだまだ日本も捨てたもんじゃないなぁと感心しました。

講演も、最初は、どこに焦点を絞っていいのか分からないんですが、徐々にフォーカスしていく感じで、最後の方はみんなとても集中して参加してくれたと思います。

せっかくの機会なので、お伝えします。


なんかね、僕ってどうもビリギャルの本の印象からか、「学校」とか「学校の先生」に対して批判的なんだとか思われがちだったり、あるいはテレビ局の企画でも、対立軸として使われそうになったりしがちなんです。

ちょっと前も、

「今の教育はダメだ。でもこんなすごい先生(坪田)がいる」みたいな企画を頂いたので出演をお断りしました。

子どもや部下、後輩が伸びるかどうかはその指導的な立場にいる人の心構え次第で全然変わる!とは思っています。

とはいえ、僕自身完璧じゃないし、例えば教育をこう変えろ!とか思っているわけでもない。

そもそも、弁証法的な考え方からいくと、テーゼとアンチテーゼがあってこそのジンテーゼ。

もちろん、ジンテーゼができたからといって、テーゼとアンチテーゼが消えるわけでもない。

手紙→電話→Eメール→LINE

と、遠隔地とのコミュニケーションツールは進化しているけど、その前のツールだって残っているし、進化もしている。


そういうものです。


で、特に学校の先生たちなんてむしろ、頑張っている人は多いし、子ども思いだったり真面目だったり、研究熱心な人の方が多いですよ。

それこそね、お金にもならないのに、責任と休日だけはやたらと取られる部活動の顧問なんてやっている人が全国に何万もいる。

この人たちに感謝せずに、「学校の先生はダメだ!」なんて言ってる人は、ちょっとものが見えていなさすぎです。


よくね、「公教育に対する提言を!」とかね、「今の教育にガツンと言って欲しい」とか、「今の先生たちに何か一言、厳しい事を!」みたいな質問を、講演会で言われる事が多いので毎回答えている事を書かせてもらいます。


まず、

僕は塾経営者ですので、公教育や学校に何かをいう立場にはございません(^^)


次に、

僕は教育のベースって他者への敬意だと思っています。


「自信作り」「居場所作り」「他者への敬意を持つ」

これが大事だと。


で、例えば、親御さんがお子さんに対して、

あの先生はなんだ?教え方が下手だ!

とか、

頭が悪いとか、要領が悪いとかなんだかんだと文句ばかりを言っていたら、


子どもが先生を尊敬することってあるんでしょうか?


お母さんが父親の文句を子どもにいっていたら?

お父さんがお母さんの文句を子どもにいっていたら?


お父さんが会社の文句を、世の中の文句を子どもにいっていたら?


父親のことを、母親のことを、会社のことを、社会のことを、リスペクトするのでしょうか?

しないとおもいます。



他者への敬意を持って人に接するようになるのでしょうか?


ならないと思います。



よって、まずは、


「うちの子どもの担任は、ろくな奴じゃない」

というのを子どもにいうのはやめて、尊敬できる部分を伝えてみてはいかがでしょうか。

そうすれば先生にも敬意が伝わり、より工夫したり活き活きとした指導をしようとなるのではないでしょうか?

そんなことをお伝えしています。

今回、如水館さんではそんな質問は出なかったのですが、よく学校との対立構図を持ちかけられがちなので、それは違いますよ(^^) というお話をブログで書かせてもらいました。

いずれにせよ、僕が如水館ですれ違う生徒さんたちはみな、本当に元気に挨拶をしてくれて、気持ちが良かったです。

先生たちも、とても素晴らしく、生徒さんたちへの想いを熱く語ってくださいました。

ありがとうございます。


そして、創立75周年おめでとうございます!



ていうか、先生たち高身長すぎでしょ 笑


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