皆様のおかげで、ついに、

『ビリギャル』、100万部突破しました。

掛け値なし、本当に100万部突破です。


心からありがとうございます。



ついに、ミリオンセラーの仲間入りです。



しかも、この出版不況と言われる中でのミリオンセラーの価値は計り知れないものがあります。

もちろん、売れれば良いというものではありません。しかし、どうにか策謀を重ねれば売れるというものでもありません。

多くの方々が共感してくださって、支持してくださった証です。

本当にありがとうございます!



僕にとって、『ビリギャル』は、初めて出版の世界にに携わらせて頂いた本です。

その初めての本で、とても素晴らしい編集者に出会いました。

KADOKAWAの工藤裕一編集長です。

彼に初めてお会いして、そこから、「妥協なき仕事」と胸を張れるあの本作りの工程を、気が狂いそうになりながら一緒に進んだ経験で、

『工藤編集長は伏竜です。世にもっと評価されるべきだ』

と、伝えた時に、


「そうだったら良いですが、干からびたミミズかもしれません」

と自虐的なジョークを仰ったことをとても強く憶えています。

そして、絶対にこの人を男にしたいと誓ったのでした。


100万部というのは、出版業界においての頂きだそうです。

編集者として、一生に一度出せたら最高というものらしいのですが、それを聞けば聞くほど、じゃあビリギャルで!と思ったものでした。


僕にとっては、出版業は右も左もわからない素人ですから、とりあえず素直にプロのいうことを信じて(もちろん、かなりワガママも言いながら 笑)やって来ました。

だから、やっぱり、この100万部のファーストクレジットは師匠•工藤裕一編集長に捧げたい。

もちろん、角川歴彦会長を始め、塚田さん、藤本さん、徳田さん、渡辺さん、大木さん、矢口さん、北島さん、川口さん、田島さん、黒津さん他、チームビリギャルとして、このポジティブなメッセージを世に伝えようと頑張ってくださったKADOKAWAの皆さんには感謝してもしきれません。

そして、さやかちゃん、ああちゃん、パパ他、ご家族の皆さんのご協力。さやかちゃんの類い稀な人を惹きつける力、ああちゃんの人を信じきる姿勢の美しさ、パパさんの許容する器の果てしなさ、そして、それぞれの家族への愛情と私への揺るぎない信頼。

那須田プロデューサー、土井監督、有村架純さん、伊藤淳史さん、吉田羊さん、田中哲司さん他、映画のチームビリギャルのみなさん。

ご協力いただいたメディア関係者のみなさん。

いつも、心から応援してくれている妻と娘。母と妹。

子どもたちのために誠心誠意頑張ってくれている坪田塾の先生たち。

エールを送ってくれる教え子たち。

もちろん、こうしてブログを読んでくれたり、本をご購読いただいたみなさん。

あまり良い気持ちを持っていらっしゃらない、しかし話題にしてくださっている皆様。

本当に皆様との本を通しての出会いがなければ、この100万部は達成できなかったのは間違いございません。

心から感謝いたします。ありがとうございます。


今回、本作りの工程で、「活字離れ」が叫ばれて久しい昨今、少しでも若い方に、読書の面白さを知ってほしいと思って書きました。すると、「普段本は読まないけど、本ってこんなに面白いって初めて知った!」というお声を限りなく頂き、少しは出版文化の若い人たちへの普及という意味での貢献もできたのかなと思います。

また、「中途半端なプライドを捨てて、一所懸命頑張ることの大切さ、美しさ」を僕がさやかちゃんから学んだので、それを伝えたかったし、「子どもに向ける無条件の愛情を表現することの大切さ」をああちゃんから学んだので、それも伝えたかったし、「どんなに優れた方でも、家族を作っていくのは一歩一歩なんだということ」を教えてくれて、しかも快く御許可をくださったパパさんに報いたかったし、世の中の子どもたちや大人、指導者の立場にいらっしゃる方々に、一緒に可能性を信じて頑張りましょうと伝えたかったので、それが届いたのだと感じることができて嬉しいです。

本当にありがとうございます!

これからも引き続きよろしくお願いします!