某国営放送のロケのため、新潟に向かっています。新幹線Maxとき号がコミコミで、なんでこんなこんでんの?!と思ったらどうもスキー場に行く人たちみたい。

僕は、怪我のリスクとスキーやスノボーによって得られる喜びを天秤にかけて、もう2度と行かないと決めたのです(別に怪我したわけじゃないけどいつか怪我するか、させるなと思った)。

坂道滑るのは、人生だけで十分だと思いつつ、色々考えさせられます。



先日、映画の撮影現場にお邪魔しました。

前にお邪魔した時は、テレビのロケも一緒だったりしたので、見学って感じじゃなかったのと、今回初めて、セットの中で撮影しているところを見学。

とはいえ、また今度は違う番組のカメラが入っていたので、見学している僕をカメラが追っているという状態。

そして、映画のポスターをバックにインタビューを受けるという、よく見る光景を体験してきました。

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伊藤淳史さんや、有村架純さんに本にサインをもらい、塾生たち用に色紙にもサインとメッセージを頂きました。

監督さんに、映画監督になる方法などを聞いたり、完全に映画スタッフと化しているさやかちゃんともじっくり話しました。

伊藤淳史さんと有村架純さんが演じる前の立ち位置や画の取り方のリハーサルみたいな、スタンドイン?ってやつを、伊藤さんの立ち位置で僕がやって、さやかちゃんが有村架純ちゃんの立ち位置でやって協力させていただいたり。

なんとも言えない気持ちになりました。

「坪田」「さやか」という言葉が記号としてスタッフさんの中で飛び交います。

さやかちゃんが合格を伝えに来るシーンの撮影では、

有村架純さんが「先生。。。」と呼ぶ瞬間に、自分が呼ばれている気がして鳥肌が立ったり。

当時を明確に思い出して涙が出たり。

素晴らしい映画になる!と確信を持ちました。

それにしても映画ってこうやって撮るのか!

とか、二人っきりのシーンのように見えて、実は、その半径1メートルに15人ぐらい囲んでる!みたいな状況をみて、こんな中で気持ちを入れて、何度も同じ演技をする役者さんは本当にすごいと感激しました。

最後は、KADOKAWAの宣伝部の川口さんにタクシーで送っていただき、色々気を遣っていただきました。

スキーやスノーボードも良いですが、こういう冬の過ごし方もエキサイティングだなぁと思います。

インタビューでも言ったんですが、

1人の女の子が、みんなが無理という中で、とにかく一生懸命頑張り、サボったり途中で諦めたり、手を抜いたりしてもおかしくなかったはずなのに、愚痴を言いながらでも頑張ったそのプロセスで、人の心を動かした。

それが、ベストセラーとなり多くの人の共感を得て、こうして一流の監督やプロデューサーのもと、大きな動きとなり、社会に影響を与える。

突き詰めれば、1人の女子高生の頑張り、一生懸命さが、想いが、行動が、適切に伝われば、世の中を動かし得るということを、証明しているんだなと思いました。

当時、こんな状況になるとまでは想像していることはなくて、とにかく不安とワクワクの中で目の前のことを一生懸命頑張っていたのですが、それが今を作っています。

逆を言えば、今この瞬間を手を抜かずに頑張ることが、語り継がれ、何年も後の未来を形作り、社会を動かし得るんだなと「体感」させて頂きました。

語り継がれるほどの想いを持ち、周囲を巻き込むほどの努力をする。

これが全てだなと思わされる次第です。