大鳥神社
目黒駅から徒歩で10分弱、車が行き交う街の中に大鳥神社は鎮座しています
目黒通りと山手通りの交差点です。
この角にあるので、駅からてくてく歩いても、わかりやすい場所です。
この辺は今でも坂が多いのですが、昔、下目黒一体は起伏の激しい丘陵地帯で、幕府の鷹狩り場がありました🦅
鳥居をくぐると、都会の喧騒から離れて静寂な空気に包まれます。
社殿が造営されたのは、大同元年(806年)
目黒区では最古の神社です。
現在の社殿は、平成29年(2017年)に修復工事が行われ、より美しくなりました。
木材の明るい色合いが素敵です。
長提灯には「江戸消防第二八區」の文字。
明和9年(1772年)、近くの目黒行人坂から発火し、江戸市街の大半を焼き尽くした明和の大火が起きました
長提灯は、そんな歴史の背景があるのかもしれません。
拝殿よりも大きく伸びたご神木が、境内を覆います。
狛犬
カッコいい親子狛犬さんいました。
手が大きい
子供狛犬も鋭い眼光。
後ろ姿はまるでライオン🦁
大正5年(1916年) 9月吉日
石工 内藤慶雲
吽形は、逆光で眩しくて肉眼ではよく見れませんでした。写真でじっくり
真後ろから見ると、尻尾がローラーみたいに丸まっています。
境内には庚申塔(こうしんとう)や石碑が整然と並んでいます。
三猿のみの庚申塔
表面がすり減ってるけど、
左から、見ざる 聞かざる 言わざる
(たぶん)
立派な屋根付きの青面金剛
切支丹(キリシタン)灯籠です。
人の形に見えなくもないけれど、通り過ぎてしまう。
説明板にもあるけれど、足がなく仏像に偽装しているそうです。
キリシタン達は、この灯籠の前で祈り、密かに信仰を貫いてきたのですね・・・✝️
2023年4月参拝