岩木山いわきやま神社



津軽富士と呼ばれる岩木山。

裾野を広げている美しい岩木山がご神体の神社で、

「いわきやま神社」と読みます。


山頂に社殿を造営したのが起源とされ、

1200年余りの歴史を持っています。


古くから「お岩木さま」「お山」と呼ばれて

津軽地方の人々の厚い信仰を受けています。



雨が降って石が濡れています。


岩木山に向かって、

参道が一直線に伸びています。


参道の両側には

存在感のある樹木が並びます。


神橋を渡ります。


最初にお迎えしてくださるのは

昭和15年(1940年)の新しい狛犬さんです。

本来、

右側の口を開けているのは獅子

左側の口を閉じているのは狛犬と呼ばれていました。そして狛犬の頭には角がありました。

こちらの左側の狛犬にはがあります上矢印


朱色の楼門へ向かいます


階段を登ったら・・・玉垣に狛犬⁉️

狛犬好きの間では、有名な狛犬ですウインク


上向の狛犬は金運アップアップ

下向きは恋愛運アップアップと言われます。


右側の狛犬さん


この狛犬は、1690年代に行われた大造営の際に作られたと言われています。


ん〜、狛犬というより、なんだろ・・・??

何か別の生き物のように見えますね。


玉垣に隠れて、

ちょこんと覗く姿は可愛いです。




3ペア目の狛犬

中門前を守ります。


ニタ〜


禊所みそぎどころ(手水舎)


三つ首のの形をしています。


個性的なお顔です。

龍神様の口からダバダバと流れ落ちます。


この水は、岩木山の地に染み込んだ雨水が、

長い年月をかけて流れてきた伏流水です。


中門


注連縄しめなわ

そして米俵が3表のっています。

津軽では、金属の注連縄があり驚きました。


端っこの結び方がの字になってる。

これって、何か意味があるのかしら・・・


中門を過ぎた辺りから、雨が止み、
日が差してきました。


美しい彩色

「奥の日光」という異名を取るほど秀麗。

色とりどりの彫刻が見事です。






天井を見上げると、

龍の絵が描かれていました。




末社 白雲大龍神龍

白旗が並び、水神信仰の龍神さまが祀られています。


味のある狛犬さん!


黒漆が美しい本殿が見えます

もっと側で見たいおねがい


岩木山からの湧水が境内を潤します。


日が差し、水蒸気が上がる境内は神々しく見えます。


帰りは、すっかり青空に。

先程、狛犬が隠れていた玉垣が見えます。


楼門は寛永5年1628年 建立


こんなに晴天になりました晴れ


一の鳥居

青空と白が美しい。

傘をささなければ、写真も撮りやすいのです。




岩木山が姿を表してくれました。

稜線の美しいことキラキラ


たわわに実る、リンゴりんご

収穫の多い津軽旅でした。


2022年10月参拝



岩木山神社神社

所在地  青森県弘前市大字百沢字寺沢27

ご祭神  顕國魂神 (うつしくにたまのかみ)

               多都比姫神 (たつひひめのかみ)

               宇賀能賣神 (うがのめのかみ)

                  大山祗神 (おおやまづみのかみ)

       坂上刈田麿命 (さかのうえのかりたまろのみこと)


◆国重要文化財:桜門、奥門、拝殿、本殿、端垣

◆県重要文化財:釣燈籠、日本刀、能楽面

◆重要無形民俗文化財:奥宮神賑祭(お山参詣)