【 射水神社 】
初代加賀藩主・前田利長公ゆかりの高岡古城公園は、富山県高岡市の中心に位置しています
ここは主人の実家のすぐそばで、公園内には動物園もあり、子供たちが幼い頃は帰省するたびに古城公園に遊びに来ていました
その広大な公園の中央、本丸跡に射水神社は鎮座しています
朝のお散歩
社殿から雲が広がる様に伸びており、神々しい空です
拝殿
現在の※神明造の社殿は明治35年(1902)造営
※神明造とは?
神社本殿建築様式のひとつ
伊勢神宮に代表される切妻造、平入の直線的な屋根が特徴です
越中総鎮守一ノ宮として堂々とした佇まいです
鳥居
射水神社には2基の鳥居が立っていますが、そのうちの1基がこの大鳥居です
修築を経て、銅版巻き神明型大鳥居となりました
銅板を使うあたり、さすが銅の町・高岡ならではです
第12代加賀藩主・前田斉泰公の筆によるものです
味わい深い書です
神紋
射水神社のご祭神(ににぎのみこと)は豊穣・みちひらきの神様であり、ご神紋が「御鏡に稲穂」を表しています
狛犬について
こちらの神社には狛犬がいらっしゃいません
社務所でお聞きしたところ、元々狛犬はいませんが、鳥居の下に河童像が鎮座している写真が残っているそうです(非公開)
なぜ河童がここに不思議です
◆雪吊り
北陸の冬の風物詩・雪吊りの準備が進められていました
大きな松だけでなく、ツツジ等の小さな樹木にも雪囲いをして守ります
今年は大雪の予想がされており、12月10日までに完成させる予定とのこと
◆高岡大仏
古城公園から5分くらい歩くと、高岡大仏に到着します
日本三大仏
奈良東大寺の大仏、鎌倉高徳院の鎌倉大仏
そして残る1尊は、高岡市の大佛寺の高岡大仏と言われています(諸説あります)
朝日をバックに
高岡大仏は何度も荒廃や焼失といった危機にあいましたが、人々の願いにより再建を繰り返してきました
◆町並み
高岡の町をお散歩をしていると、こんなに味わいのある土蔵造りの建物に出会えます
商いと住まいを兼ねているようです
家の中から慌ただしい朝の準備の声が聞こえます
こちらは格子造り
私は重伝建(重要伝統的建造物群保存地区)の町並みを全て制覇したいと思っています
金屋町、山町筋、の伝統的町並みも魅力的です
◆鋳物
銅器の鋳物造りが盛んな高岡
街を歩いていると、思わぬ出会いがあります
私のお気に入り像は『ブレーメンの音楽隊』、めちゃ可愛いです
高岡市に本社のある、北陸コカコーラボトリング社のご当地自動販売機
側面には前田利長公「利長くん」のイラスト
◆富山弁
商店のドアに面白い貼り紙を見つけました
お姑さんの話す富山弁は、未だによくわかりません例えば・・・
「なぁん、つかえん。気の毒な。やわやわ食べられ」
この温かい言葉を標準語にすると・・・
↓ ↓ ↓
「なーに、大丈夫。ありがとう。ゆっくり食べてね」
今回は所用で帰省したため、高岡駅前のホテルに泊まりました
北陸新幹線の新高岡駅が離れた場所に出来たため、人通りは減ったものの、高岡駅前は再開発事業推進中です
がんばれ高岡
2020.11.25 参拝
射水神社
所在地 富山県高岡市古城1-1
ご祭神 二上神(ふたがみのかみ)瓊瓊杵尊(ににぎのみこと)