こんにちは
ママのためのオンラインカフェ つぼみ 管理栄養士の天野です。
今日は私の過去を交えたお話しです
2016年1月。29歳の私は初めての妊娠が流産となってしまい、人生のどん底にいました。
そんな中、偶然入ったカフェで、1枚のイベント広告を目にします。
「ホワイトリボンラン」@white_ribbon_run
国際協力NGOであるジョイセフ @joicfp の取り組みの一つでした。(ホワイトリボンランは全国を拠点として開催されますが、@shiho_rurban が私の地元である秋田を拠点として主催してくれたものでした)
元々陸上部で、結婚後もマラソンの大会に出場していた事もあり、体調も回復していたのですぐに申し込みを決意しました。
しかし、改めてイベントの趣旨を知った私は衝撃を受けます。
(一部ジョイセフのHPから引用させていただきました)
・妊娠や出産が原因で、1日に808人もの女性が命を落としている
・その多くは途上国の女性。ジェンダー格差、地域格差、経済格差、教育格差、医療格差や、宗教・民族・文化・慣習といった女性を取りまく環境が命の格差を生んでいる
・世界中のすべての女性には、健康や性についての知識や情報を得て、自らの意思で人生を選択し決定する権利がある。しかしこれらの格差によって、今も途上国の多くの女性が、早婚・若年妊娠・教育機会の喪失・家庭内暴力（DV）・性暴力・人身売買・望まない妊娠・性器切除などによって、命や健康がおびやかされている
・妊産婦の死亡要因には、栄養不足や自宅出産によって適切な医療的ケアが受けられないといった事もある
ホワイトリボンランのエントリー費の一部が、その様な途上国の女性支援に繋がるとの事でした。
当時の私は確かに流産の悲しみの中にいました。しかし、
・自分自身で選択した職業につき、自分の意思で結婚をし、妊娠した事
これが当たり前の事ではなく、とても幸せな事であると痛感しました。
「趣味のマラソンも、今までは記録を追い求める事が多かったけれど、今はこの悲しみを誰かのためのエネルギーに変えられる。」
そう確信して当日を迎えた事を今でも覚えています。
その後も再び妊娠を希望しましたが、2年弱子供を授かる事ができず辛い思いをした事もありました。
しかし、ジョイセフの取り組みは私の心の側にありました。
写真は、2018年のホワイトリボンランに出場した時のものです。
一緒に写っているのは、長きにわたって仲良くしてもらっているセイヴィカちゃん。
と、
当時お腹の中にいた娘です。(妊娠7ヶ月で出場したので、ウォークの部で参加しました。)
その後は夫の転勤等もあり、ホワイトリボンランに出場できない年もありましたが、今年から #ジョイセフフレンズ としてわずかながら定額の寄付をさせていただいております。
(今年のエントリーは終了しましたが、3/31まで #tシャツでチャリティー 企画を受付中です)
ここまで、途上国の女性における問題についてお話ししてきましたが、実際、先進国である日本においても産前産後を含めた女性の問題は数多くあります。
・不妊治療への周囲の理解不足
・先進国であるにも関わらず、母体の痩せや低出生体重児が増加している事
・産後鬱や、産後女性の自死
・ワンオペ育児と仕事
などなど。
「もっと辛い現状の人がいるから」と声を上げられないでいる方。
問題の重さは、比較する事はできません。
人は皆、何かしらの問題や悲しみ、辛さを抱えて生きている。
それでも、手を差し伸べる心持ち合わせている。
辛い時、悲しい時、声をあげましょう。
きっと誰かに届きます。
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