アフタートークで言えなかったこと・2 | ツボバナ

ツボバナ

~役者・坪内陽子のツボなハナシ~





劇団テンクウ
旗揚げ公演
「深淵」



アフタートーク的な
裏話、その2。



今回の
裏話を綴るには
物語を多少
説明する必要があるため
長文となっております。



お暇な時に
ごゆるりと
お読み頂けましたら
幸いです。












私が演じる佐江は
西方村(※架空の村です)出身。



村内で
最初の夫・秀和と結婚し
見晴(本作の主人公)が誕生。
見晴が6歳の時まで
西方村で生活。



ある事件をきっかけに
秀和と離婚して西方村を離れ
見晴を連れて福岡で生活。
約2年が過ぎた頃
元彼の真樹と
(この表現が合っているか微妙…)
再会して再婚。
三晴の異父妹、美雨が誕生。



見晴は
解離性健忘のため
6歳以前の記憶がなく
佐江も西方村の方言を
使うことはなかった。



しかし
佐江と
元夫の秀和は
秘密を抱えており
電話で二人が話す時や
感情が昂った時だけ
佐江は無意識に
西方村の方言で
話してしまう。



という設定。



な、長かったですね
申し訳ありません。



で、
この西方村の方言を
どうするかという話になり
髙村監督の出身地である
日田地方の方言を
取り入れてみてはと
ご提案しました。



もう大変でした、
髙村監督が。



舞台稽古や
映像撮影・編集や
パンフレットなどの
グッズ作成作業もあるのに
台本を日田ことばに直し
方言指導の音源を
製作するという作業を
増やしてしまいました。



ちょこちょこと
台詞が変更になるたび
日田ことば音源を
必ず作り直して
送って下さった
髙村監督に
心から感謝です。



この
音源タイトルを
ご覧頂けたら
監督の疲労度が
伝わるのでは。









監督の声で
作られた
この音源、
ありがたくて
消去できません。