さて、これまで商業について、産業について、暮らしについて調べてきてもらいました。そして私のお話しのなかで、燕三条駅を中心とした県央地域を活かすことが一番の近道であると皆様にお伝えしてまいりました。
⇒[ツバサクエスト 燕三条] 1stシーズン⑥ 県央地域を活かすとは
ではこの県央地域を活かすためにどうすればいいのでしょうか。
きっとこれまでの方たちもそのメリットは理解しながらもできなかったのだと思います。
それは燕地区と三条地区の境にあるからです。
境にあるから、それぞれの地区は直接的に手を入れづらい。手を入れづらいから燕と三条はそれぞれの方向性でまちを良くするための施策を行う。「県央地区」という地域のプラットフォームになりえる場所を置き去りにしたまま。
私は2040年のこの燕三条地域を、今からでも一つにまとめて燕三条市を作ろうと思っています。
一つになって同じ方向を向き、「燕三条もん」という言葉を定着させます。それがまちにとって市民にとって最善であると考えているからです。さらにその先に、さらなる行政効率化や燕三条市独自の都市計画を行える「中核市制度」を取り入れることでさらにまちが明るくなると予想しています。
※中核市制度についてはコチラ
今回調査をしていただいた皆様にとって2040年は遠い未来かもしれません。ですが皆様が年を取り子どもが大きくなっていけば、必ず2040年という時代は訪れます。その時にまちが、家族がどうなっていてほしいのかをイメージしてほしいのです。
最後にイメージして頂きやすいように、皆様にとって近い未来の話をします。
県央地域に「大学」「専門学校」「基幹病院」の三つが作られることをご存知ですか?
一つ目は4年生大学の「実学系ものづくり大学」の建設です。
実学系ものづくり大学は未来の燕三条を担う若者を育成する事と、三条市総合戦略の「若年(ジャクネン)層を中心とした人口流出」を食い止める」に対する施策の一つとして2021年の開校を目指し、計画されています。
そして二つ目と三つ目は県央基幹病院と、そこで勤務する若者を育成する医療系高等教育機関の建設です。
(医療系高等教育学校:看護学科、歯科衛生士学科、医療事務学科の3学科の予定)
県央基幹病院はER型救命救急センターや地域がん診療病院などの機能を持ち、地域医療支援の拠点となる重要な施設として2023年に開院予定であり、医療系高等教育機関は2020年4月開校予定となっています。
学校ができる事で若者が集まり、県央地域に活気があふれます。
さらに基幹病院ができる事で、家族が急病の時に長岡や新潟まで搬送されなくても済むようになり、大事な人の命を救えるようになるのです。
いかがでしょうか。これは皆様にとってすぐ先の未来に確実に起きる事です。
ここから少しずつもっと先の未来も考え、一人一人がまちを想い行動できるようになってもらえれば、未来の燕三条地域の市長として大変喜ばしいと思っています。
これで調査して頂いた内容についてのお話しは終わりとなります。
ですがこれでサヨナラではありません。
2040年、皆様にお会いできるのを楽しみにしています。
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●燕三条 Dream Project 特設サイト
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