自己紹介
宮中翼、大学4年、物心ついてからスポーツに軸足をおいて生活をしていた。得てして大学の専攻はスポーツマネジメントだ。
そんな僕は明日でいったんスポーツから身を引く。いわゆる引退試合だ。18歳でプレーヤーを引退し、20歳でスポーツトレーナーから一線をおき、明日はスポーツを運営する立場から身を引く。
もちろん、スポーツへの熱が消えたわけじゃない。むしろ明日の試合に向けて熱量があふれている。
今、どこにぶつけたらいいかわからない熱量を文面にぶつけて書いている。
そんな引退試合こそが第71回サッカー早慶戦”早慶クラシコ”だ。今日はそんな早慶戦への想いについて自己満ながら書き連ねたい。
僕は去年、開催された第70回サッカー早慶戦に心を奪われた。とても素晴らしい試合、その時の心情はまさに熱狂だった。
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@駒沢オリンピック陸上競技場
13:00- キックオフ
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今年の早慶戦は重みが違う。もちろん、自分が大学4年で最後だからという点もあるがそれだけではない。コロナ禍でスポーツやエンタメが不要不急のものだと扱われ、身の回りの多くの人が誰にぶつければいいかわからない葛藤を抱き、涙を流してきた。僕はそんな友人をたくさん知っている。むしろ涙すら流せずに引退した人もいるだろう。
少し自分語りをするが、僕は大学2年生まで日本一のチームで学生トレーナーをしていた。やっぱり努力していた選手を支え、ともにつかんだ栄光は何物にも代えがたい瞬間だった。3年になるときにチームを辞め、ビジネススキルを身に着けたいと思ったのは、スポーツというこの素晴らしい世界にかかわる人達がいつまでも夢を追い続けられるような市場を創れる人間にならなければいけないと思ったからだ。
僕の同期は僕が去っても、2年間再び日本の頂点に立つことを夢に見て努力してきた。
でも今年、その大会は開催されなかった。その時に結局、自分は何もできなかったのだと悟った。
その悔しさの上に今回の早慶戦がある。僕だけじゃない。多くの方が悔しかった2020年。
今年、その上で開催されることになった早慶戦にこそ意味がある。
はっきり言うと早慶戦は学生スポーツの頂点にあるものの1つだと思う。
コロナ禍など関係なくても、去年観客席からみた感動は今でも夢に出てくる。
観客数、熱量、ステークホルダーどれを見ても学生スポーツの領域を超えていた。
今年は去年とは比較できない特別な年になるだろう。ここまでたくさんの方々が協力して作り上げたもの、1人でも多くの方に見てもらいたい。
学生スポーツの魅力は引退があるということだと思う。明日しか見れない選手の輝き、運営の輝きを少しでも目に入れてほしい。
その意味を、彼らの夢を、感じてほしいと心の底から思う。
そう思いながらこの文章を投稿する。
最後に、早慶生でもない僕がこうやって運営に関わらせてもらい、同じ夢を追いかけさせてもらえていることはたくさんの方の理解やご協力があってこそのものだと思っている。明日、イベントの成功をもって恩返しをすることを誓う。
#12/5、13:00、キックオフの笛で僕は泣けるのかな