今回は、
原因と結果の法則について
シューゾーさんから教わったことを
書きたいと思います。
経営というのは、仏教用語。
昔、
不思議なご縁で繋がった
愛知県の臨済宗の住職から
『経を営むと書いて経営である』
という話を聞いたことがあります。
でも、
その当時は
その言葉の意味を理解出来ず、
言葉通りに
「お経を唱えていればいいのかな」
と思っていた私…。
今思い返せば、
笑い話ですが
当時は真剣にお経を唱えていました。
それはそれで、
良い経験でしたが…。
さてさて。
経営という漢字を見ていきましょう。
「経」という感じは、
「又」
→
人は女性の股から生まれます。
すなわち、
生まれる、始まりという意味です。
「土」
→
死んだら土に還る
という言葉があるように
終わりという意味です。
それらを
糸で繋ぐ（道理、筋道を通す）
というのが「経」。
「営」とは、
道理、筋道を通すことを
行動に移すということです。
釈迦の経典の数は
7,000～8,000巻あるけど
一貫して書かれているのが
因果の道理。
因果とは
原因と結果。
道理とは、
三世と十方を貫くもの。
三世とは、
過去、現在、未来。
つまり
いつでも
いつの時代も
というわけです。
十方とは、
東西南北、北東、南東、北西、南西、上下。
つまり
どこでも
というわけです。
ということは、
いつの時代も
どこの場所にいても
適用されるのが
因果の道理
（原因と結果の法則）
ということです。
全ての物事に
この因果の道理がある
というわけです。
物事には
「原因が分からなかった。」
ということはあっても
「原因がなかった」
ということはありません。
例えば、
トマトのタネを蒔いたら
トマトが出来ます。
トマトのタネを蒔いて
キュウリが出来る
ということはありません。
蒔いた種の通りに
実がなるわけです。
これは、
自然界のみならず
人生も同じです。
釈迦の経典には
善因善果
悪因悪果
自因自果
という言葉があります。
善因善果とは、
善い行いをすれば善い結果が引き起こる。
悪因悪果とは、
悪い行いをすれば悪い結果が引き起こる。
自因自果とは、
自分で蒔いたタネは、自分で刈り取らなければない。
ということです。
では、
人生における「タネ」とは
思いや心です。
それによって
幸せ、不幸せがあります。
そうすると、
思っていれば、
それが結果になるのか？
とか
心の状態さえちゃんとすれば
それが結果になるのか？
という声が上がってきます。
だけど、
タネを持っているだけでは
何も起きませんよね。
トマトのタネだって、
そのまま放置していて
トマトが出来ることはありません。
土と水と太陽という栄養素が加わって
トマトは出来ます。
人生においては、
土と水と太陽に相当するのは
『縁』です。
タネと
『縁』という栄養素が合わさって
タネ通りの結果が生まれます。
長くなったので、
其の2に続きます。
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