睡眠の話シリーズ
最終回です。
これまでの記事はこちら。
さてさて。
其の3では、
【安眠のヒケツ】
を紹介していきますね。
睡眠の時間としては、
それなりに取れているけど、
『安眠出来ているか？』となると、
首を横に振る人が意外と多いです。
ヒケツ 其の1
本当に眠くなったときに眠る
です。
中村天風さんは、
安眠の秘訣についてこう仰っています。
真に眠気を催した時に眠る
と。
つまり、
眠氣がどうこうではなく、
時間が来たから眠る、
いわゆる
思考優位で眠りにつこうとしても、
なかなか眠れないわけです。
また、
眠くないというのは、
さほどエネルギーを消耗していない
とも言えます。
エネルギーの消耗度合いは、
日によって違います。
だけど、
一日８時間睡眠をとらないと…
私は〇時間寝ないと調子が良くないから…
そこだけは変えようとしない。
エネルギーの消耗度合いが異なるのだから、
それを補うための時間（睡眠）も毎日異なるのが
本当のところではないでしょうか。
自分の感覚に従って眠る、
そうすることが安眠のヒケツです。
★補足★
先述した中村天風さんによると、
「夜中12時を過ぎたら眠くなくても横になる」
ことが望ましいそうです。
なぜなら、
夜中12時を過ぎると、
日中浴びた太陽光線のエネルギーが
消失するからだそうです。
どうやら、
夜中に起きて活動すると、
エネルギーを消耗しやすい、
疲れやすいのは、
このことが関係しているのかもしれませんね。
ヒケツ 其の2
北枕で寝ること！
一般的には、
北枕＝縁起が悪い
とされてきました。
なぜなら、
亡くなった方を安置する際に
北枕にするからです。
つまり、
「生きている人と死んでいる人が、
同じ向きに寝る。
なんて縁起が悪いんだ！」
というわけです。
そこには、
生きている人と、
死んだ人との
良し悪しがあるのかもしれませんね。
（近年は、それは薄れてきたように感じます。）
でも、
本当に縁起の良し悪しだけなんでしょうか？
調べていくと、
仏陀は北枕で寝ていたそうです。
また、
仏陀は弟子たちにも北枕を奨めていたそうです。
そこには、
どうやら地球の磁氣が関係しているようです。
地球には磁氣があることは、
ご存知だと思います。
この地磁氣は、
極から極へと流れています。
上の図を見てわかるように、
S極（南極）からＮ極（北極）へ流れていますね。
地磁氣の発生原因は、
地球そのものが永久磁石であるという説
流体ダイナモ説（ダイナモ理論）
の２つがあるけど、
現段階では完全解明には至っていません。
私自身、
その専門ではないため、
理論的なところは割愛させていただきますが、
いずれにせよ、
北枕は地磁氣の流れに順応した向きである
ということは、お分かりいただけると思います。
地球も人も宇宙の一部であり、
宇宙の法則が当てはまります。
つまり、
北枕は、宇宙に順応した姿勢ということです。
だから、
北枕で寝ると
宇宙エネルギーの流れに順応し、
血液の流れが促進し、
「頭寒足熱」となり、
安眠をもたらしてくれるのです。
インドの覚者OSHOは、こう言っています。
古い文明を持つ国々では、
どこでも、
眠っている間にエネルギーが漏れ出さないように、
特定の方向に向かって眠る。
地球には磁氣があるからだ。
地磁氣に反して寝ているから、
活力が失せていくように感じられるのだ。
部屋の関係上、
どうしても北枕に出来ない場合は西枕でも良いようです。
先述の仏陀は頭は北向き（北枕）だったけど、
顔は西向きだったと言われています。
ということは、
「頭北面西」という言葉は、
仏陀の眠る姿勢に由来しているんですね。
北枕が良いというから、
必ずそうしないといけないよ！
という話ではありません。
色々やったけどなかなか結果が出ないという方に、
枕の方位をチェックして、変えてみませんか？
という提案です。
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