大きな壁にぶち当たる、
目の前が真っ暗になる、
真っ逆さまに転げ落ちる、
そんな表現をするような出来事を
人生の中で経験したことがあると思います。
そういうとき、
「もうダメだ…」
と思うとともに
「このままの自分じゃいけない」
と
成長したい欲求が湧いてきます。
『人間という生き物は、
成長するために生まれてきたんだな』
と再認識するとともに、
そのために起きる
試練とも表現するような出来事も、
一瞬、
最悪だと思えることだけど
広い視点で見ると
『そんなに悪いものではないな』
と私は思います。
そんな試練が訪れて、
乗り越えようとするとき。
ついつい、
今までの自分を否定して
自分ではないナニモノかにならなきゃ
乗り越えられないような氣になりがちです。
たしかに
今までとは違う結果を得ようとすると
今までと同じことをやっていては
得られにくいものだけど、
今までの自分を全て捨て去るような
【自分らしさ】を失ったがんばりは、
本当に必要なのでしょうか？
なぜなら、、、
【自分らしさ】を失ったがんばりでも
結果的には
試練を乗り越えられますが、
その成功体験によって
【自分らしさ】を失ったがんばりが正解だ
という前提が出来上がります。
そして、
試練がやってくるたびに
グッと氣合を入れて
一生懸命にがんばる。
スキマのない
緊張した状態、
それは
戦闘状態です。
常に
鋭い眼光だったり、
目の前の人を
「敵か？味方か？」
というモノサシで図ったり、
スキを見せないために
沢山の鎧をまとったり。
敵は自分の外側にいるのではなく、
自分自身だというのに…。
余談ですが、、、
沢山の鎧を身にまとっていると
身体にも余分なモノが付いて
ボディラインはワイドになりがちです。
余分なモノとは、
むくみという名の鎧だったり
脂肪という名の鎧だったり。
さてさて。
沢山の鎧を身にまとっている人を見ると
口では真っ当な正論とも
一瞬思ってしまうようなことを
あれこれ言っているけど
言葉の端々が痛いほどトゲトゲしい。
それに
沢山の鎧の重さが影響して
身動きが取れない。
そんな心の鎧は、
脱いでしまいましょうよ。
たしかに
それまで当たり前のように
身にまとっていた鎧を脱ぐことは、
とても怖いことだと思います。
だけど、
よくよく考えてみてください。
重い鎧を身にまとっているということは、
十分、心の筋トレをしています。
自分で思っている以上に
ムキムキの心になっているはずです。
だから、大丈夫。
鎧を脱いだ先には、
安堵がありますから。
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