ときどき、
コミュニケーションの中で
「自分でどうにかしてから
また相談させてもらいます。」
「自分で整理してから
またお願いします。」
といった言葉を見聞きします。
そのたびに、
「えっ、なんで？」
と思う私がいます。
ある程度までは自分でやってみて
そこから他者のチカラを借りる前提で
そう言っているなら良いと思いますが、
そうでないのならば、
非常に効率が悪いからです。
まあ、
ハナから丸投げより、
よっぽどマシ！
ですが。
さてさて。
夢を実現したい
なにかを叶えたい
そう思ったとき。
冒頭にあるような
自分である程度やってから…
と思ったとき。
自分のチカラだけで成し遂げることに
こだわる必要はないのではないでしょうか？
近年、
「こだわる」という言葉が
美化される風潮があるけれど
本当のところは逆なのです。
「こだわる」の意味は
①心が何かにとらわれて、自由に考えることができなくなる。気にしなくてもいいようなことを気にする。
② 普通は軽視されがちなことにまで好みを主張する。
③ 物事がとどこおる。障る。
④ 他人からの働きかけをこばむ。なんくせをつける。
です。
（大辞林より）
どんなことでも
やり始める
→
こだわる（執着する）
→
こだわらない（手放す）
という3つのフェーズがあります。
一人で出来ることには限界があります。
特に、
全体を見渡す視野に関しては
自分一人だけではなく
他者もいたほうが良いです。
（自分が満たされていない状態の他者であれば
自分一人の方がマシです。）
ただ、
この3つのフェーズが
明確に分かれていたものが
近年、不明瞭になってきている感じです。
不明瞭というのは
悪い意味ではありません。
「個」はしっかり保持しつつ
チームで進めていくというのが
スタンダードになってきているのです。
冒頭のケースにおいても
「自分でどうにかしてから
また相談させてもらいます。」
→
どうにかしたいと思うんだけど
聞いてもらえる？
「自分で整理してから
またお願いします。」
→
整理したいから手伝って！
と、
他者のチカラを借りる
というか
他者の知恵を借りると
スピーディに実現するのではないでしょうか。
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