クライアントさんは
「早く痛みをどうにかして欲しい」
という願いを持って来院されます。
その願いを叶えるお手伝いのために
日々、研鑽しているわけですが
事実として、
長期にわたって続く痛み、
慢性的な痛みほど
なかなか痛みが無くなりません。
そもそも
痛みは症状の一部に過ぎません。
痛みの出ているところだけを診ても
全体像を把握することは出来ません。
患部の状態を把握することは大切だけど
身体や痛みを通して
クライアントさんの背景も把握していくことが
さらに重要なものだと私は考えます。
なぜなら
ひとえに「腰痛」と言っても
一人一人、ライフスタイルは異なり
誰一人として全く同じ発生機序、アプローチ方法
というわけではないからです。
クライアントさんが
どんなことに意識を向けているか？
仕事中心のライフスタイルだと
仕事に意識が向きますね。
育児中のお母さんだと
子供に意識が向きます。
痛みというのは、
その人が意識したいけれど
意識出来ないときに起こりやすいもの
です。
だけど
いきなり
あれこれ根掘り葉掘り聞いても
話してくれなかったり、
嫌な氣分にさせてしまい、
施術そのものの質が低下してしまいます。
そこは、
空氣を読むこと。
距離感を上手く掴むこと。
「間」ですね。
施術者は、この間合いを計る感覚を磨いていきたいですね。
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