ここ最近、
10代〜20代のクライアント様を診るたびに
残念に思うことがあります。
それは、
あまりにも姿勢が悪いということです。
私は、
臨床において
基本的に『良いところ探し』が得意で
『悪いこと探し』は好みません。
だけど
目に余ることが多々あるので
今回は敢えてその表現を使います。
世代ごとに
体力について話を聞くと、
下の世代に対して
『体力が無い』
と言われることが多いです。
これは何を示しているのか？
それは、
どんどん体力が落ちている
ということです。
代表的な世代として
「団塊世代」を基準に
何がそんなに変わったのか？
を考察してみました。
それは、、、
普段の生活において、
全てがコンビニエンスになったことです。
＊コンビニエンス（convenience）とは
好都合。便利。また、便利なもの。
手間がいらない重宝なもの。
食事、
携帯電話、
買い物、
等、今の生活に欠かせないものを
イメージしてもらうと分かるように
どんどん便利になっていっていますね。
また、
「除菌、殺菌」と謳う商品も
かなり増えています。
私の幼少期には
ウエットティッシュなんて
使ったことがありません。
除菌スプレーといった商品も
ありませんでした。
つまり
安全になり過ぎている
と言えます。
ここ近年はAI（人工知能）が話題ですが、
コンピューターが身近な時代となったことで
人間の本能、
動物としての本来の機能が
じわじわと失われていっていることに
お氣づきでしょうか？
「じわじわ」と表現するくらいですから、
変化している最中は氣づきにくく
変化した後で「はっ！」と氣づくでしょう。
先ほど述べたように
世代間の体力のギャップは、
この「じわじわ失われていっている」ことに
現れています。
では、
その体力は
どこから生まれてくるでしょうか？
筋肉？
脳？
心？
正解は、
背骨
です。
私たち人間は、
脊椎動物
です。
背骨は
姿勢維持のために
存在しているだけではありません。
背骨の先には
脳があります。
人間の
健康な！背骨の役割は、
脳への血流を促し
脳を活性させることです。
脳が活性化
→
筋肉が動く
→
骨が強くなる
→
それぞれの臓器（筋肉、骨を含む）から伝達物質の分泌
→
健康な肉体と心のバランスの調和がとれる
こういう仕組みがあるのです。
しかし、
いつの間にか
人間が認識している主役が
背骨から脳へと移り変わり
脳の働きの良さによって
様々な便利なものに囲まれるようになりました。
便利になることは素晴らしいけれど、
それは
人間本来の機能を弱体化させている
とも言えます。
皆さん、便利になれすぎていませんか？
皆さんの背骨は、
皆さんの脳にきちんと酸素や栄養を届けていますか？
今の生活習慣を今一度、
見つめ直してはいかがでしょうか？
追伸
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