こんにちは
森山つばさです。

2024年
明けましておめでとうございます。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。

毎回
私のブログをクリックしてくださり
心より感謝いたします。



息子が旅立って行った。
 

二十歳になった息子が
私から巣立って行った。


私の息子は
重度の自閉症

決して私からは
離れないだろうと思っていた
その息子が


あっけなく私の元を離れて
新生活を始めた。

 

 

同じような障害を持った

同世代の男の子と女の子と

3人で一緒に暮らす。

 

もちろん

彼ら3人だけでは生活は難しい。

だから、

一対一のサポーターがついての

グループ生活。



息子がちっちゃな時
いきなりどこかに
走っていくかも知れないから

しっかりと手を繋いで歩いた。


同じぐらいの歳の男の子が
お母さんの横で
手を離して
話ながら歩いているのを
横目で見ては
「いいな〜」と思った。

そんなの
夢の夢の
また夢の世界


私の息子の言葉は
かなり限られている。


そんなちっちゃな息子も
いつのまにか
私の背を追い抜いた。


それでも、

手は
しっかりと繋いで歩いた。


背も体もデカくなった分
もっともっと
しっかりと繋いで歩いた。


『恋人繋ぎ』をして歩いた。

『恋人繋ぎ』をして


ガッツリ

しっかり

指を
一本一本絡ませて

絶対に離れないように

手を握って歩いた。


この時
『恋人繋ぎ』
「絶対に貴方を逃さないわよ!」
という意味だと気がついた。

一人で納得。
苦笑した。
ア・ハ・ハ


『恋人繋ぎ』
決して淡い恋の証なんかじゃない。


『この人を脱がしてたまるか』という
恋の執念だと悟った。
ガ・ハ・ハ〜



そんな息子が
母と手を繋いで歩くのを
嫌がるようになった。



手を繋ごうとしたら
私の手から

息子は手をスーと抜く。


手を繋いでくれない。


母は負けじと
腕をガッツリと組もうとする。


でも、それも
上手くかわされる…


こうなったら、
ピッタリと横にくっついて
歩くしかない。


そうしたら
息子は

足早に私の前を歩こうとする。
並んで歩いてもくれない…


母親と歩くなんて


ましてや、
手を繋いで歩くなんて


とんでもない
恥ずかしいことなんだろう…



息子もやはり、お年頃かー⁈
息子の成長を垣間見て
思わず笑ってしまいそうになるが、


いやいや、

そんな余裕などない。

 


どっかに走って行かれたら
もう母の足では
到底

追い着きゃしない。

 


母は、もうそんなお年頃。
いやはや…
ガ・ハ・ハ〜


知らぬ間に
息子も息子なりに
成長していたよう。

母も母なりに
いや、それ以上に成長⁈
歳を重ねていたようだ。

だって、

息子は

もう
二十歳になっちゃった…




人はできないことだらけ
助けが必要な時は、
素直に誰かに助けて貰えばいい。


そんなのちっとも
恥ずかしいことでも、恥じることでもない。
そうしなければ、
生きてなんかいけないんだもん。


楽〜に
ゆる〜り

生きていけばいい。

そうやって、笑っていればいい。


笑っていれば、
誰かがその笑いに誘われてやって来る
そして、きっと笑い返してくれる。


笑っていれば、誰かがやって来る。
笑っていれば、誰かがそばにいてくれる。
笑っていれば、誰かが手を差し伸べてくれる。
笑っていれば、誰かが助けてくれる。
笑っていれば、生きていける。

 

 

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