寝ているときに足がつってしまうこという相談を受けることがあります。
このブログを読んでいる方で寝ていもいらっしゃるかもしれませんね。
寝ているときに足がつる明確な理由はまだ解明されていないそうですが、筋肉内のイオンの影響や普段の運動量、病気によるものなどと考えられています。
東洋医学的にいうと、「痛即不通・通即不痛」の状態なので、「気血の滞り」であるといえます。
「気血の滞り」とは、ざっくり言ってしまうと「気や血がながれず溜まっている」そうすると筋肉が酸欠状態や栄養不足の状態になるので、足がつってしまう、ということになります。
どうして、酸欠状態になっているかというと、結局、筋肉がが固い。というところにいきついきます。
なので、それを改善してあげる必要があります。
基本的にはストレッチで改善できるのですが、酷い方になるとストレッチで伸ばしている最中にに反対側の足がつってしまうという方もいらっしゃいます。
さらに、足や裏やふくらはぎ側がつっていたのに、ストレッチしようとしたら足の甲やスネ側もつっちゃったという。
これ聞いているだけだと笑っちゃいそうですが、なっている本人は地獄です。
左のふくらはぎストレッチしていたら、右のふくらはぎがつりはじめて、「いたたっっっっ」となって、じたばたしていると左のスネもひきつれ始めてと、にっちもさっちもいかない状態になってしまいます。
夜中に悶絶してしまう訳です。
当院では、鍼療法と整体療法で施術を行うのですが、つる筋肉が非常に硬くなっている場合は「分筋」や「理筋」という方法を使っていきます。
「分筋」というのは凝り固まった筋肉の筋をより分けるようにほぐす方法
「理筋」というのはちょっとイメージが難しいのですが、固くなってしまった筋肉というのは、筋肉が少し拠れてしまっているとイメージしてください。
柔らかい筋肉のようにストレートな感じでなくて固く縮んでしまって少し拠れてしまっている。
そこを「整える」ようにほぐしてい方法になります。
筋肉の状態を少し変えてあげるだけでも改善する場合があります。
筋肉をほぐしても引き連れが治まらない場合は体の中に他の原因が隠れている可能性もあるので、すみやかに内科でみてもらうことをお勧めします。