和歌山県でキッズマネースクールを開催していきたいと思っています、中村由梨です。

 

私の今の生活でインスタの情報はかなり重要です。

 

なので、時間があれば眺めてます。

 

本当に色んな投稿があって興味深いんですが、ちょっと気になることがあったのでそのお話をと思います。

 

その投稿は火災保険の見直しをしたら保険料が大幅に安くなりましたという内容でした。

 

水災の補償をはずしたとのことでした。

 

私は損保の営業を4年半してきました。

 

自分自身も火災保険に加入はしていますが、自分で扱うようになるまでさっぱり内容なんて分かっていませんでした。

 

でも、扱うようになってもあくまでマニュアルを読んで勉強しているだけなので、色んなことがいまいちピンと来なかったんです。

 

火災保険の重要性がお腹に落ちたのは大きな台風被害を経験した時です。

 

確かに水災をつけるか外すかで保険料は大幅に変わります。

 

裏を返すと、もしもが起こった場合の支払金額が大きいということなんです。

 

水災とは床上45センチまで下から水が上がってきた被害、もしくは土砂崩れの被害を指しています。

 

台風の被害は風災で、雨が降りこんだり、雨漏りの被害については火災保険では補償されません。

 

床上まで水に浸かると、おそらく大がかりな工事が必要となるため、修理費用がかなり必要となります。

 

水災の補償をつけていれば、もしも建替えとなれば保険金額満額まで費用が出ます。

 

今はオール電化の家が多く、普通に生活していて火事が起こる可能性は低いと思います。

 

逆に大雨で自宅が水に浸かる危険はどんどん増しています。

 

ハザードマップで確認と言っても、あくまでこれまでの経験をもとに作られているものなので、これだけ気象状況が変化している今の時代、絶対に安心な場所は少ないと思います。

 

昔からその場所に住んでいる人たちは、ハザードマップにない情報をお持ちです。

 

実際、この場所なら水災の心配ないのでは?と聞いたら、ため池が奥にあるからそこが溢れたら水が来る可能性があると言われたこともありました。

 

保険はあくまで保険。

 

万一が起こらなければ、保険料は捨てるお金です。

 

それでも、まずはもしもが起こった場合を想像してみてください。

 

もしもの場合を乗り切れるだけの預金があれば、大きな補償は必要ないかもしれません。

 

保険の見直しとは現在の状況と補償の内容が合っているかを確認することです。

 

保険料を安くして、万一に備えられなくなったら本末転倒です。

 

もしものことが起こる時代だということを忘れないでほしいなと思います。