おはようございます。

 

スッキリしない天気が続き、謎の頭痛が続き、久しぶりに頭痛薬漬けの毎日が続いています。

 

私が保険の仕事をした間の一番大きな事故は大きな台風が和歌山県を襲ったことです。

 

暴風直撃だったので、和歌山県では過去最大の被害となりました。

 

瓦が飛んだり、カーポートが飛んだり、それはそれは悲惨な状況でした。

 

会社の電話が1週間位鳴り続けました。

 

火災保険という名前はよく聞きますが、本当は住宅総合保険のような名前が正式名称です。

 

火事以外、台風被害等についても補償しますが、火災保険と呼ばれているのでどうしても火事の保険というイメージがありますよね。

 

台風による被害(風災)は最近の保険ではほとんどのお客さんが補償対象となっているので、保険で支払えませんというトラブルはほとんどありませんでした。

 

さらに、被害が大きかったこともあり保険会社の査定はかなり緩く、とにかくどんどん保険金が支払われました。

 

必要な保険に加入しておくということがこんなに大事なんだと感じることがたくさんありました。

 

車が高潮で廃車になってしまったお客様がいましたが、新価特約という購入から5年目までは購入金額を補償する特約をつけて自動車保険に加入いただいていたため、新車購入費用が全額保険から出ました。

 

台風の被害なんて自分には何の責任もないのに、修理費用は誰も出してくれません。

 

自分の事は自分で守らなければいけないと痛感したし、それを正しくお客さんに伝えるのが私の大事な仕事だとも思いました。

 

生命保険も保険金が支払われるということはお客さんが病気になっているんで喜ばしくはないのですが、ご夫婦の保険の見直しをした直後に奥様のがんが見つかるということもありました。

 

ご主人様主導の見直しでしたが、相当時間をかけて行いました。

 

ようやく手続きがすんで、ホッとしたのもつかの間。ご主人様から「実は・・・」と電話がかかってきたときには血の気が引く思いでした。

 

さらに、がん保険には90日間の待ち期間という、加入後保障されない期間があるんですが、本当にその90日間をギリギリ過ぎたころのがん発覚。

 

保険加入の大切さ、出来る限り早く手続きをすることの大切さ、色んなことを学びました。

 

生命保険というと、無理に勧められる嫌やイメージが強いと思います。

 

でも、誰かが勧めないと、自ら進んで加入する人はほんの一握り。

 

もしもに備えて、必要な保険を準備すること、そのお手伝いをすることは本当に大事な仕事だと4年半保険の仕事をして感じました。

 

私のいた代理店はノルマもないし、歩合制の給料でもなかったので、本当に必要なものだけを提案出来たので保険を学ぶにはある意味いい環境だったと思います。

 

保険の仕事にやりがいも感じ、お客さんとのいい関係も築けて、50歳までこの仕事をするつもりだったんですが、やっぱりそううまくは行きません。

 

最後の衝撃の異動でした。