言葉とか、言語とか、って一体何だろうと考えます。
感情を具体化するためのツールです。
今まで読んだ本の中で、言葉や言語についての小説本おすすめ3冊を紹介します。
ベスト3は同列です。
『舟を編む』
辞書を作るという話です。
物語の中で、20年くらいの時が流れてます。
主人公が、辞書を作る部署に入って、主任になって、辞書ができるまで、です。
私生活でも変化があります。
大好きなのは、辞書つくりのためにカードを書いているところ。
辞書の監修の先生は、いつも新しい言葉を探しています。
女子高生の言葉を採取するために、出かけます。
街中のポスターや雑誌のタイトルよりも
今生きてる人間が話す言葉が生きてる最先端の言葉なので
拾っていかなければならないのです。
実際に、作家の三浦しをんさんは、辞書つくりの現場を取材されたそうです。
いいなあ。
『舟を編む』の中で制作している辞書は『大渡海(だいとかい)』
(あ~あ~はてしない~ではなくて)
です。
そんな辞書があったら、買っちゃうよ。
舟を編む (光文社文庫)
670円
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『図書館の魔女』
先月読んだこの本は、異世界のお話です。
図書館の魔女ことマツリカは、言葉に対する態度が
真摯すぎです。
コミュニケーションツールとして、新に言葉の伝達方法を
作りだしてしまいました。
なんでこんなに「言葉の歴史」「言葉のつながり」にこだわって、
強い想いを込められるのかな、と思ったら
作者の高田大介さんは、言語学者でした。
マニアとかオタクの域を超えた熱量です。
感想を書いた記事のリンクです。
図書館の魔女 第一巻 (講談社文庫)
734円
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図書館の魔女 第二巻 (講談社文庫)
842円
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図書館の魔女 第三巻 (講談社文庫)
756円
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図書館の魔女 第四巻 (講談社文庫)
1,080円
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『パロール・ジュレと魔法の冒険』
異世界ファンタジー。
吉田篤弘氏の小説は、どれも外せません。
世界観が「吉田篤弘」としてしっかり確立されてます。
これは、読み始めは紙魚で異次元を移動するパトロールの話かな、と思って読み始め。
パトロールされてる側のない日事情も出てくるのかな、と思って読み進め。
カフェでデートするラブストーリーかなと思ったら
最後の章は、今までの人物や出来事やらを全て巻き込んでの大団円です。
本を好きか嫌いか、は、
本の中に流れている世界観
言葉の流れ、
登場人物の必死さ・賢さ・愚かさ
で、決まります。
パロール・ジュレと魔法の冒険 (角川文庫)
778円
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