ツバメ紀行 中央自動車道サービスエリアのツバメたち | ツバメブログ

ツバメ紀行 中央自動車道サービスエリアのツバメたち

5月20日のことですが、ツバトモのWさん、Sさんと一緒に、中央道サービスエリのツバメの巣を調べてきました。
朝7時半に東京を出発して、サービスエリアとパーキングエリアを調べながらドライブし、お昼ご飯を食べたサービスエリアで折り返して逆方向のサービスエリア(SA)とパーキングエリア(PA)を調べながら戻って来るという旅でした。

石川PAから駒ヶ岳SAまで13カ所でツバメの営巣状況をしらべることができました。
その結果分かったのは・・・


談合坂SAは、ものすごくツバメに優しい



ということです。

中央高速3
談合坂SA下り方向のSAには、16つがいのツバメがいました。


中央高速7
こんな場所に巣があります。

中央高速1
ツバメの巣から適度な距離を離して取り付けられた糞受けです。
糞受けを巣の真下にくっつけて付けるとツバメが嫌がりますから、これはとてもよい取り付け方ですね。
糞受け設置は毎年のことなので、取り付け・取り外しがワンタッチな設計になっているようです。


中央高速8

これはライトの下方に取り付けてあった糞受けです。やはり、巣と距離を取ってありますね。
ライトの真下に糞受けを付けると照明が暗くなるわけですが、そんなことよりツバメの子育てを優先に考えてくれているのがうれしいです。

なお、糞受け(対カラス障害物もですが)の取り付けは、抱卵がはじまったあとにしないとツバメが逃げてしまいますので、計画中の方はご注意ください。

中央高速6
高速道路の逆方向にある談合坂登りSAには、ツバメが巣を作れるような柱や壁の出っ張りがありません。
下りSAよりも新しく作られた登りSAは、ツバメが営巣できないことを意図したデザインだったようにも思えるのですが、なんのこれしき、ツバメたちは間接照明のために蛍光灯を埋め込んである天井の隙間に営巣しています。

SAとしては予想外のことでしょうから、もしこの間接照明のスリットにネットを張れば営巣させないことはできるはずですが、談合坂SAはツバメのために、間接照明のスリットに段ボール製の糞受けを付けるという対応をされています。

中央高速4
談合坂SA以外の場所では、このようなガソリンスタンドの作業場に巣を作っているのをよく見かけました。
「ツバメの巣を見せて下さい」とお願いすると、どこのスタンドも親切に応対してくださいました。


中央高速5
最後の1つは残念な例ですが、諏訪湖SAのトイレの前の蛍光灯はツバメが巣を作れないようにしてありました。
トイレに出入りする人の上から糞が落ちる位置なのですが、談合坂SAのようにつり下げ式の糞受けなら取り付けることができると思います。

談合坂SAのように優れたツバメ対応ノウハウを持つSAもあるのですから、ぜひサービスエリア全体で、ツバメへの対応方法を共有してもらえないものかと思いました。


ツバメの巣がたくさんあるSA、PAをご存じでしたら、教えて下さい!