ツバメとイワツバメは雑種が生まれる | ツバメブログ

ツバメとイワツバメは雑種が生まれる

ツバメねぐらの情報を探してWebサーフィンしていたところ、Euring Swallow Project(ヨーロッパからアフリカへの渡りを調べる足輪調査のサイトです)のサイトに、ツバメとイワツバメの雑種がけっこう生まれているということが書いてありました。ここでいうイワツバメはヨーロッパのイワツバメで、日本のイワツバメとは親戚さんなのですが、これはちょっと気になる情報です。

このページ雑種の写真があるのですが、なんといいますか、イワツバメじゃないの、これ?
背中側しか見えないので、お腹の側はツバメなのかしら。ノドが赤いかどうかが見たいんですけど・・・

http://www.fmnh.helsinki.fi/english/zoology/ringing/research/swallow.htm

ツバメとイワツバメの雑種は足輪調査のために捕獲したときに見つかることが多いのですが、巣で見つかる場合は必ず、ツバメのヒナの中に1羽だけ雑種のヒナが混じっているのだそうです。つまり、ツバメとイワツバメの夫婦がいるわけではなく、お母さんツバメがイワツバメの♂と浮気して生まれるということだとか。それから、雑種は繁殖能力がないとのことです。

ネタ元はこちら↓
  http://www.blackwell-synergy.com/doi/full/10.1111/j.0908-8857.2006.03592.x

さて、ということはですね、ツバメ日記に登録していただいたヒナの写真を丹念に見ていけば、どこかの巣に雑種のヒナが見つかるのかなー、と思うのですが、写真は数千枚あるはずなので、かなりしんどそうです。そもそも雑種がどんな色形なのか、Euring Swallow Projectホームページ以外には写真がなくて分かりませんし・・・