親ツバメが卵を落とす行動について 2 | ツバメブログ

親ツバメが卵を落とす行動について 2

卵を落とす行動について、新しい情報をメールでいただいたのでご紹介します。


【Sさんからのメールです】

>去年からツバメが営巣し、今年もツバメがやってきて卵を温めている最中です。
>ところが、今日1羽の成鳥が巣の下で死んでいるのを発見してしまいました。
>親鳥なのか別の成鳥なのか、オスなのかメスなのかも不明です。驚いたことに、
>1羽の死骸の他に、二羽の成鳥が巣の周りで卵を見守っていたように見受けら
>れました。夜は1羽だけ巣に残っています。
>
>一体何が起こったと考えられますか?もし、つがいの一方が死んでしまった場合、
>その直後にまたカップルが成立するのでしょうか?また、雛は無事に巣立ちできる
>のでしょうか?


上記のようなメールをいただいたので、「もし死んでいたのが、つがいのオスだったとしたら、新しく入れ替わったオスが卵を落とすのではないか」とお返事をしたところ、そのとおりのことが起きたそうです。


>やはり、卵を落とされてしまいました・・・。恐らく死んだのは雄ということですよね。
>夜はいつも雌の側にいて献身的だったので残念です。が、もうすでに、新しい雄と再婚し
>たような雰囲気です。雌がどこまでその気なのかはわかりませんが、とりあえず巣は放棄
>していないようです。卵を新たに産むかどうかはまだわかりませんが・・・。


父親ツバメが死んだ上に、卵まで落とされてしまうというのは、とても悲しいことだと思います。

でもその悲しさと同時に、生きものは種族を残すためではなく、自分の遺伝子を残すために行動するという自然界の法則 が、私たちのすぐ目の前で起きていることに感銘を受けました。