7045に乾杯編からの続きです。
舞木から大江までの7045編成の廃車回送撮影後はパノラマカー師匠のM氏と
名古屋マリオットアソシアホテルのコンシェルジュラウンジで遅くまでパノラマ談義に華を咲かせましたが、翌朝6時に目が覚めると外は雨でした。
この日は大江から東名古屋港まで最後の自力走行があるので築港線に行くことにしていましたが、7045編成の廃車を悲しむかのような大粒の雨には正直参りました。しかし、時間も刻々と過ぎて行くので朝仕度を整えてホテルステイ最後の楽しみであるラウンジでの朝食に行くことにしました。
コンシェルジュフロアー内にはラウンジへの専用の階段がありますのでそれを利用しました。
朝食は朝6時から7時までがコンチネンタルビュフェスタイル、7時から10時までがアメリカンビュフェスタイルです。
そして軽く食事を摂って、8時過ぎにいざ出陣です!
8時半過ぎに大江駅に到着。
9時頃に係員が数名やってきてネジ留めしてある「回送」の特製系統板を取ってしまいました。
7045編成最後の自力走行は生まれたままの姿で走るようです。
築港の解体場までの移動は7046側2両と7045側4両に切り離されて行われました。
逆富士板部分の赤さびは痛々しいですが、陽に照らされるスカーレット色はまだまだ現役でも走れるかのような錯覚に陥ります。しかし、架線が無い状況を見て直ぐに現実に引き戻されます。
この日の作業は時間的に見ても7046側2両が車体切り離しを行うような感じです。
三角線内には既にクレーン車が待機していました。
そして昼前に7087号車が台車から切り離されて地上に安置され、午後に7046号車も同様の作業が行われました。
さて、集まった大勢のファン達と感傷に浸っていましたが、帰京する時間がやってきました。時間の都合上築港を昼過ぎに出発です。
復路の電車は普通電車でしたが、金山からは特急(一般席)に乗車しました。
乗車は僅か2駅だけですのであっという間に名鉄名古屋に到着です。
今回の訪名では特急を見るチャンスは幾多とありましたが、一回も音楽ホーンを聞いていません。このまま聞かずに名古屋を去るのかと思いきや、このパノラマスーパーは
音楽ホーンフルコーラス吹奏で
名古屋に到着しました。豊橋ではパノラマスーパーと併走です。
豊橋で名鉄電車を見ると名古屋を離れる実感が湧き、毎回感傷に浸っていますが、
今回は7045編成廃車を見届けるという一大ビッグイベント
だっただけに感傷も一際大きかったです。700系こだまは16時過ぎに東京に到着しました。
夕方のラッシュ前に東京に着けたのでその後も楽に帰れました。
本当は7046のクレーン吊り上げも見たかったのですが、これまでは廃車回送当日は編成解体でその日の作業が終了していたので、昼前には全てが終了するはずでした。
復路の列車もそれに合わせて
復路の列車もそれに合わせて
格安な「ぷらっとこだま」
にしていたので予定が変えられませんでした。今回7045編成が堕ちたことは、これまで30年以上に亘る私の名鉄趣味を支えてきた一番の柱が無くなったことを意味するだけに今はただ7045編成への感謝の気持ちで一杯なだけです。