長いことブログ書いてなかったけど

実はこの夏親父が死んだ


椿は水商売をあがり

大学院を卒業し

春からサラリーマンになった



椿の新生活が落ち着くのを見届けて

親父は死んだ



これからは椿がこの家支えるんだって思うと

葬式でも泣けなかった

人前で泣いちゃいけない気がして

本当は死ぬほど悲しかったけど

歯を食いしばって意地をはった



1人になったら泣こうなんて思っていたら

なかなか1人の時間もなくて

タイミング逃して

気が済むまで悲しむことのないまま今に至る



ふと昔の事を思い出した時に

もういないのか、と気づかされる

昔あんなことあったな、あ、でももう二度とないのか

みたいな






ねぇ親父

この後のことは任せてね

ママのこと幸せにするからね

約束したよね、ママのこと頼むって

あなたの望みは私が叶えるから



そして死ぬまで、あなたのことを忘れないから




どうか

ゆっくりやすんで




あなたは苦しい思いをたくさんして

それでも私達を愛してくれたのを知っているから



ずっとずっと

覚えているからね




愛してる






12月のなかば

あるパーティーで

テツヤに似た人と知り合った



顔が似てた

アメフト体型だった


それだけで気になった





テツヤがあんまりかまってくれない時期だから

テツヤの代わりみたいに思ってた



けど代わりは所詮代わりで


顔だってテツヤの方がかっこいいし

やってたスポーツでの成績だって桁違い。



ただ寂しかったから

テツヤに似たその男とデートしたりなんかして

物足りなさを誤魔化しながら



でもこいつならすぐ手に入りそうだしこいつでもいっか?


なんて思ってた





店に来たいって言うから同伴したら

テツヤさんに雰囲気似てますね。どこで捕まえたんですか?

なんて後輩たちにからかわれて


閉店後に後輩とおしゃべりしてたら


テツヤさんの方がずっと男前ですよ?
ほんとにあの人と付き合うんですかー?



だよねぇ…

って笑っちゃって。



テツヤに似てるけど全然及ばないこの男でいいやって

自分に言い聞かせてたけど



本音はやっぱりテツヤがよくて


改めて思い知っちゃった。






おっきな背中もセクシーな目も

みっちり包んでくれる分厚い胸も逞しい腕も

やっぱりテツヤが1番。






そう思いながら

その男を捨てきれず

連絡だけは取っていたんだけど


年末テツヤに会ったら

前の記事みたいなことがあって



男のことはどーでもよくなっちゃった!





もう連絡さえしない




テツヤは酔っ払ってたのかな?

あの言葉が


嘘じゃなけりゃいいのに







新年早々だが



テツヤが変だ




年末いつものように椿の部屋にやって来て

おかしなことを言う



俺たち付き合わないか?

椿、俺だけにしてよ

愛してるよ



やりたいがために

これぐらいは言うと思う

そーいう人だと思う




1番、おかしいのは


ねぇ椿

キスマークつけてよ



いいの?あんた女いんじゃないの?

戸惑ってると


椿にもつけていい?これね、人に見つかったら

彼氏につけられたんだって言ってね?


俺にもつけてよ。

彼女につけられちゃってさって言いたいから





なんて仰る。




椿、戸惑いっぱなし。



人に見られちゃ困んじゃないの?

年末年始は女と会わないの?

つけていいの?




付き合うとか好きとか

口だけならいつもテツヤは言いたい放題


けど、こんな風に

行動が伴うのは初めて。




ばかだなって思うけど


期待しちゃう自分がいる





ばかだよね


でも、嬉しいんだもん