昨日4月17日、愛珠幼稚園に引き続き、裏隣りにある「適塾」にも行き(正確には、「適塾」の開かれていた建物と言うべきでしょうか)、「適塾」の建物内を見学してきました。
「適塾」は緒方洪庵(医学者)が開いた若い師弟を育てるための蘭学の私塾のことで、福沢諭吉や橋本左内、大村益次郎等を輩出し、現在の大阪大学の源流の1つとなったところだそうです。
現存する建物自体は弘化2年(1845年)に建てられたそうで、当時の塾生たちは、たった1部しかないヅーフ辞書と呼ばれる蘭和辞書を、ヅーフ部屋と呼ばれる部屋でそれを奪い合って勉学に励んだようです(現在の塾とは次元が違いそうです)。
緒方洪庵は、適塾の南に「除痘館」をつくって天然痘の予防に尽くしたり、その後の医学の発展の基礎を築きましたが、「適塾」内には、今も当時使用されていた貴重な書物などが展示されていて、まだ西洋医学の体系化されていない時代に、医学の道筋をつけたパイオニアとしての魅力が存分に感じられる空間でした。
昨日4月17日、大阪市中央区にある重要文化財「大阪市立愛珠幼稚園」の一般公開に行ってきました。
春と秋の年2回一般公開されているようです。
同幼稚園は、明治13年に創立され、当初は別の場所で開園しましたが、明治34年に現在の地に移ってからは、園舎とともに今も現役の幼稚園として立派に続いています。
建物自体は見るからに威厳のありそうな格式の高い造りで、当時設計に関与した保母さんならではのきめ細かい部分が随所に見られます。
また、今でいうバリアフリーを先取りしたような園庭もあり、子どもの視点に立った配慮が感じられます。
さらに、同幼稚園は、ドイツのイルムラー社から明治42年に購入したピアノがあり、昨日は実際にピアノの演奏もしていただき、約100年前の音色(?)に驚きました。
このイルムラーピアノは3年ほど前に修理がされたようですが、幼稚園の園舎とともに今も立派に現役で頑張っていました。

昨日3月22日、大阪市北区にある泉布観に行ってきました。今年は、3月20日(土)から22日(月・祝)までの3日間だけ一般公開されていました。
泉布観・・・初めて聞かれた方もいらっしゃると思いますが、全国で最も古い洋風建築の一つで、英国人のトーマス・J・ウォートルスによって設計され、明治4年(1871年)に落成した2階建のレンガ造の建物です。

造幣寮(現在の造幣局)の応接所として建てられ、泉布観の「泉布」は「貨幣」、「観」は「館」を意味するようです。

その命名は、明治5年に明治天皇が行幸されたときに明治天皇自らによって命名されたそうです。
コロニアル様式と呼ばれる建物の各部屋には、豪華なシャンデリア、暖炉、大きな化粧鏡等々の装飾品で飾られ、100年以上も前にタイムスリップしたような感覚さえ覚えます。
泉布観を見学した後は、国道1号線を挟んで南にある造幣局の造幣博物館に行き、造幣局の歴史や貨幣の製造等について学び、とても有意義な一日となりました。