一年で最も昼の時間が長くなる日。
この日を堺に本格的な夏が始まります。
日本各地では、夏至の日に食べるもの、行事を執り行う
習慣があります。
天照大御神を祀る伊勢神宮近くの三重県二見浦には、
『夏至祭』というお祭があります。
二見浦では、夏至の時期だけ夫婦岩の間から朝日が
昇ります。
これは夏至の日の前後2ヶ月しか見られない特別な光景
です。そして、この海中には興玉神石(沖の石)があり、
昔からその沖の石は、常世の国から神が寄りつく聖なる
ところといわれてきました。
そして、夫婦岩はその鳥居〔とりい〕と見なされていました。
また二見浦では毎年「夏至祭」が行われます。白装束に
身を包んだ300人近くの善男善女が、天照大神を迎える
ために、祝詞〔のりと〕を唱え気合いを入れつつ海に入り、
朝日が昇ろうとする夫婦岩に向けて歩いていきます。
そして朝日に向かって国歌を合唱をするそうです。
<<日本文化いろは辞典より>>
300人…とても壮大な光景ですね。。。
祭において、女性が男性と一緒に海に入る行事はそう
多くないと思います。
【2008年二見輿玉神社参拝にて】
そして、夏至と言えばお気に入りの映画があります。
ベトナム映画『夏至 』。
3姉妹のそれぞれの恋・結婚生活を描いた湿度を感じる
映画です。
ストーリーの繊細さも見ごたえありますが、何と言っても
映像美が素晴らしい
ベトナムはフランス植民地の歴史があり、建築・雑貨など
のデザイン・色が、ベトナム・フランスの融合で独特の可愛い
世界を作り出しています。
夏を迎えるこの季節にお勧めの一本です。