洞川温泉の夜。

早々に布団に入りましたが、夜中、あまりの身体の痛さと

大嵐の音に目が覚めました。

畳の部屋で敷布団が薄いのか、身体が痛くて眠れなくなって

しまったのです(。>0<。)

どうしてこんなに痛いのか…汗

しかも外は大雨と風が凄い音を立てています。川沿いの

宿の為、聞いた事のない水鳥?の不気味な泣き声も一晩中

聞こえています。

心配な事は、路線バスの運行状況です。

市街地から洞川温泉までの間は山道であり、大雨の時は

通行止めもあるという道路状況。このまま明日この村から帰る

ことができなかったら、もう一晩ここで過ごすことになるのかしらダウン

久々ホラーな夜。。。

とうとう一睡も出来ずに朝を迎えました。


外は変わらず大嵐です。

それでも何とかバス停まで歩いていこうと宿を出ようとした

ところ、幸いなことに宿のご主人が知人の男性を捉まえて、

私を天川村まで車で送るよう頼んでくれました。

が、ほっとしたのも束の間、その男性は

「ご主人から観光案内をするよう頼まれたから」

と、天川村とは違う方向へ車を向わせて、彼オススメの観光

名所へ連れ廻されてしまいました。一生懸命気を遣ってくれて

いることが分かりましたので、私も合わせていたのですが、


どうも今回の旅は様子がおかしい…


と思い始めました。天河神社へ行くことを邪魔されているような

気持ちになってきました。だいたい宿泊地が間違っているなど

あり得ないことで、しかもどうしてこんな遠回りな案内をされて

いるのかと考えると、だんだんと腹が立ってきました。

案内の男性が「この近くに太閤秀吉時代のお能の面を保管

している家があるんですよ」と話した時、とっさに


「私はお能の大倉流小鼓をお稽古しているのです。先生は

奈良に縁のある方で。だからこの旅行は、お能の神様である

天河神社参拝が目的なのです」


と、きっぱり伝えました。

するとその男性は「お能の関係の方だったのですか!」と、

まるで魔法が解けたかのように車を天河神社へ向わせました。

よくは分かりませんが、この地方で『お能』はそれだけの説得力

があるのでしょうか。いずれにしても芸は身を助けるで助けられ

ました。

不思議なことに、あれだけ大荒れだった天候も治まり始め、

晴れ間がのぞいてきました。



【天河弁財天】

椿流★占い&Card Therapy ~自分探しではなく自分確認のセラピー~


この鳥居から結界が引かれているように感じました。

私を送り届けてくれた男性は、恐らくこの鳥居をくぐって来れない

だろうと、なんとなく感じました。

本当に男性はくぐって来ず、鳥居の外で挨拶して別れました。

何とも波乱な旅でしたが、神社で無事にご祈祷を受けることが

でき、その後は天気にも恵まれ、順調に帰路につくことができ

ました。


そして、立ち寄った京都博物館では不思議なシンクロを体験しました。

展示品の中に、大峰山関係のものがたくさんあったのです。


今振り返ると、私が旅で呼ばれたのは大峰山の方だったのではない

かなとも思えます。



そして、今気づいたこと。。。


私はやはり弁天様とはあまり相性が良くないような気がします。

もしかしたらこの天河行きも意地悪された?!

実は…神社でもご祈祷役の宮司さんから不愉快な態度を取られて、

せっかく期待して苦労してたどり着いた割には、二度と行きたくないなぁ

と思っているのですダウン


私は天河神社以前にも、有名な弁天様でかなり痛い経験があり、

他の弁天様でもお賽銭をはじかれて私の足元に戻ってきたり、

おみくじは大凶しか出ないあせる、などなどあまり良い経験が無いガーン


何はともあれ、やはり旅は色々な経験が出来ますし、相性が良く

ても悪くても、最後は神様が良きに計らってくれるような気がします。