生後6ヶ月を過ぎると考えさせられる去勢避妊手術。
昔は、市区町村が助成金を出してくれてましたが、今では飼い主がいない猫限定となっている所が多いそうです。
避妊手術をするかしないかは飼い主の自由ですが、猫を飼う以上はどんな選択をしたとしても最後まで責任を持って欲しいものです。
子供の数より犬猫の飼育数が増え、殺処分ゼロの世の中へと意識が向けられるだけに子猫を産むという選択が批判される事もあります。
子猫を飼うと周りから何かと去勢避妊の事を聞かれる風潮があります。けれど、命を粗末にせず最後まで責任を持つのであれば周りの意見など関係なくどうするかは完全に個人の自由です。それは人間の子供と一緒ですね。
子供が居ない家庭ほど猫の多頭飼いが多いですし、SNSを拝見すると1人で何十匹も飼ってる人も居ます。
経済的にも余裕があったり、猫中心の生活を覚悟してるだけあり責任感の強さをとても感じます。
もし避妊手術の選択をするのであれば
現在メス猫には3つのやり方で避妊手術が行われているそうです。
⑴開腹手術による卵巣子宮摘出
切り口:3〜5cmくらい
全身麻酔の為、1泊入院
値段:3万円前後
⑵開腹手術による卵巣のみ摘出
切り口:1.5cmくらい
全身麻酔の為、1泊入院
値段:2.5万前後
⑶腹腔鏡による小さな避妊手術
切り口:3〜5mmくらい(2.3箇所)
全身麻酔から目覚めたら帰宅可能
値段:10万円前後
獣医師さんそれぞれの考え方などがあるので、その子の体型や予算など色々と相談するのが1番です。
私は当初、腹腔鏡による手術を望みました。
傷口も小さくて日帰りも出来るので良いと思ったのですが、まだ腹腔鏡に対応してる病院も少なく病院に行くまでの猫の負担を考えるといくら日帰りだとしても安心はできないと感じました。
それに犬には良いけれど、小さい体の子猫に腹腔鏡はお勧めできないという病院もありました。
1歳と0歳。こんなにも身体の大きさ違うのですもんね。
1歳を過ぎたくらいの体だったら腹腔鏡は対応できるのかも知れません。
なので私は腹腔鏡を諦め、近所の信頼できる病院にて開腹手術を選びました。
将来的な子宮の病気が心配で卵巣と子宮の両方の摘出をと考えましたが・・・
今は、卵巣のみ摘出が多いみたいです。
昔は、卵巣と子宮両方の摘出が当たり前でしたけれど日々研究が進められ子宮を残しても問題ない事がわかったそうです。確かに我が家の先住メス猫2匹は尿結石や閉塞などの病気になる事が多かったりしましたヽ( ̄д ̄;)ノ
それに子宮を摘出してしまう事で尿もれなど起こしてしまう事があるとの事で卵巣のみ摘出を選択しました。
猫に負担を掛けない方法を考えると1.5cmのみの開腹。全身麻酔からの目覚めも早く、元気回復も早くて卵巣のみの摘出で本当に良かったと思いました。
それに何かあったらすぐに駆けつけられてほんの些細な事でもきちんと話を聞いてくれて選択肢を与えてくれる獣医師さんでとても心強かったです。
健康体にメスを入れる事はとても心苦しく飼い主としてはヒヤヒヤもの。
SNSなどの意見に惑わせれず信頼できる獣医師さんと相談するのが1番だと今回感じました。
獣医師さんとよく相談した上で選ぶ避妊手術方法。
それでも中には "このやり方しか出来ない!!" というプライドばかり高めで
自分にとっての最善しか考えられない獣医師さんも少なからずいらっしゃいます。
その方はきっと手術の腕がないという事で執着せず他の病院に行きましょう!笑
コンビニの数より多い歯医者
コンビニに並ぶ勢いで増えている動物病院
1つの病院に固執しないで、根気よく信頼できる病院を見つけて行くのが飼い主が猫ちゃんの為に出来る最善です。
お仕事柄、多くの動物病院と関わる事が多いので
次回は信頼できる動物病院の見分け方をお伝えできればと思います
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