コミュニケーションのこと
最近、ラグビーのプレーにおけるコミュニケーションの重要性を痛感する。
コミュニケーションcommunicationという言葉だが、
語源であるラテン語をたどっていくと、
接頭辞である
com-
という音には
「一緒に」という意味があるそうだ。
つまり、
コミュニケーションとは一人では行えない。
一緒に理解することに意味がある。
と誰かが言っていた。
一方通行ではコミュニケーションたりえない。
納得するところである。
先月号のラグビーマガジンの小野沢選手のインタビューに
なるほどと思わされる言葉が書いてあった。
『「分かった」という合図が大切。
だから、叫んではいけない』
うちのチームはどうだろう。
叫びっぱなし、言いっぱなしで、後は何とやら…
自分は言ったから責任果たしたよ、という選手が多い。
もちろん自分を含めて。
特にスタンドオフに入ると、フルバックに比べて
コミュニケーションをとるべき対象が増える。
より具体的に言うと、スタンドオフにいると、
自分に対してさまざまな要求をしてくるプレーヤーが増える。
(フルバックにいると声をかけることはあっても、
あまり声をかけられるシチュエーションがないから…)
それらの声に対して、果たして自分はどれだけ
耳を傾け、返事できているだろうか。
本当に皆が聞く意思を持ち、準備を整えていて、
しかるタイミングで声が出ていたら、
叫ばなくても指示は伝わり、そして返事が返ってくる。
それがあるべきコミュニケーションなんだと思う。
だから、最近はビデオの中での自分の声も聞くようにしてる。
気付いたことが、ハーフに対する声かけで
「出せ」と「押せ」でなかなか区別がつかないこと。
で、意識して「プッシュ」という言葉を使うように最近矯正中。
で、考えてみれば、これってラグビーにとどまらず、
社会一般に当てはまることやね。
メール打っても返事がなければ心配やし、
ブログにコメント書いてもらってても返事しなければ
やっぱりよくないよね。
しっかりとしたコミュニケーションのできる大人になろう、
そう思う今日この頃でした。