私の失恋~mon amour perdu | 椿姫彩菜 オフィシャルブログ by アメブロ

私の失恋~mon amour perdu

tubakishilyashinn.jpg

こんにちは!

椿姫彩菜です(^.^)

早速本を入手してくださった方もたくさんいらっしゃったみたいで、本当に嬉しい限りです…(;_;)

『わたし、男子校出身です』

という題名と、かなりぶっちゃけた内容に、

『彩菜ちゃん、、ぶっちゃけすぎでは…┐('~`;)┌』

などのお声は多々いただきますが、、^_^;

女の子だけど体がちょっと違うコンプレックスと戦ってるだけなんだ、ってことを伝えたくて、

そしてやっと今女の子としてスタート地点

<ゼロの幸せ>

にきた喜び。

また、みんなコンプレックスと戦いながら自分らしく、自分にできることをやって行こう♪

って伝えられる、少しでも手に取っていただくきっかけを、と思っています。

本の中で大切な大切な“恋”の思い出も書きました!(^3^)/

ちょっとアレンジしてご紹介したいと思います。
**********

16歳。

胸ときめく、忘れられない出会いがあった。

私は彼の不器用なそうな感じに、キュンとして、そして運命すら感じた。

よく2人で話すようになって。

もちろん気持ちはいわゆる恋する、夢見る女の子。

彼のことを思うと、ただ幸せだった。

手縫いで応援の横断幕も縫ったりしてた。

でも…普通に恋愛はできなかった。

男子校だったし、私の戸籍は男子。

心は、普通の女子高校生と同じなのに。

告白するなんてできない。

同じ土俵にすら、立てなかった。

女の子として、全てマイナスからのスタートだった。

健全な普通の高校生カップルのように、過ごしたかった。

いや、普通に恋したかった。

でもなんとなく他愛もない話を、彼と、いつまでもしていた。

ただ一緒にいることが楽しかった。

互いに好意を持っている。
それは、100%間違いないと思った。

互いの目をみればなんとなくわかる。

でも…
ずっと私は、自分から告白することはなかった。

心のどこかで、それを言った時に起こることが怖くて、踏み切れなかった。

私は今ままでも未だに自分から告白したことはない。

ある日彼が私の肩に頭をあずけて、


「好きだよ」


と言った。

でもそのあと、


「おまえが、ホントの女だったらいいのに・・・」


と、そんな言葉が彼の口から発せられた。


・・・


正直、
あなたより、だれより、世界の、この世の誰より。誰より誰よりも、
私が、一番そう思ってるんだよ…?


私は、心の動揺を隠そうと
「そうだね!」

なんて言葉を言ったかもしれない・・・

激しい動揺を見破られないために必死だったことは覚えてる。

あっという間に「ホントの女」っていう言葉に心が支配されていた。


私、女の子だよ!!女の子だってば!!


そう泣きながら叫びたかったし、、自分でも『思いたかった』。

彼はどこか、そう思ってくれていると信じていた。



私は。

「ホントの女」って何?

「身体が女」っていうのが「ホントの女」?
本当、とか、普通、とか、わからなくなっていた…

好きな人に「ホントの女だったら」なんて言われることがどんなに辛いか。。


思い知った。


自分にはどうすることもできない。

壁。

深く、深く、心が沈んだ。

自分の存在が嫌で、嫌で、

死にたかった。


何回も命を絶とうとした。


今さらもし私が…なんて、、考える自分が情けなくて、みじめで、、考えるのをやめた。


「みんなのアイドルでいてね」


それが彼の答えだった。


…あなたの中でさえ私は。

「女」じゃないんだね。



吐き捨てるように思った。


街でみかける女の子たち、「女」というカテゴリーにある人たちがうらやましくなった。

私がいくら女らしくしても、決してなることのできない



「女。」



まるで自分が世界一不幸な人間のように・・・ただただ心の殻に閉じこもった。

大切な人に「拒否」されたショックはただただ大きすぎて。

それが私の高校生活で一番愛した人への失恋。


**********


はい!(*^^*)

なぁんて感じなことも書いてます。


ちょっと暗い!?重たい!!(._.)?

でもありのままに書いたら、こんな形になりました。

自分で読んでも思い出して泣いちゃったり、恥ずかしくて赤面したり。

そんなことを私にさせてくれる本になってます。

何が伝えたいかと言うと。

私は、こう生まれたから辛いとか、悲しいとか今はこれっぽっちも思ってなくて。

とある一つの生き方で。

ただ、女の子としては、マイナスからのスタートだった。


だから0(ゼロ)になったことが幸せ。


今私が思うことは

『当たり前』って当たり前じゃなくて、幸せなことってこと、あるんじゃないかなって思うんです。

例えば女の子が当たり前だとしたら、その当たり前は幸せなこと、って考えたらもっと一度きりの人生楽しむこともできるんじゃないかなって。

他に置き換えても多分同じことで。

私はその多くの中の一例に過ぎなくて。

こんな生き方してきた私だから、思えたのかなぁって今は思えます。

逆に私が実際体が女の子に生まれて、いわゆる普通の女の子だったら…

だらだらぐうたら~な女の子になって、向上心とかおしゃれとか、自分磨きとかさぼって毎日を過ごしてたかもしれないし(~o~)(笑)

だから、私の生き方を見て、本を読んで、

『0の幸せ』を感じれたり、コンプレックスと向かい合ってちょっとでも自分らしく、前向きに生きたいって思う人が一人でもいたら幸せかな!って思います。

そしたら、私にできることあった!って思えるし(^o^)

もちろん悩みは尽きることはないですけど、一度きりの人生自分らしく、自分にできることして終わりたいから♪

誰でも、考え方一つで、明るく前向きに生きれると思うんです。


だってこんな私ですら、できること見つけて前向きに今生きれてるんですから!;-)




椿姫彩菜へメール
tsubakiayana@gmail.com