俺色:009>>>自転車 | 前例が無ければ作ればいい。
3連休です。
特に予定がありません。
自宅でゆっくり過ごす、Tsu2Pacです。



さて、前回書いた自転車について折角なので
補足を・・・


実は初めて自転車に乗れたのは小学4年と、
普通の子供と比べるとかなり遅いころでした。


私の小学校には4年生になると年2回、
「自転車交通教室」みたいなものがありました。


学校に自転車を持ち寄り、運動場に書かれた道路で
実際に自転車に乗り交通ルールを学ぶ教室なのですが、
この教室を受けないと、
普段も自転車に乗って出掛けることができない、
そんな決まりがあったと記憶しています。


4年生になって初めての「自転車交通教室」。
私が自転車に乗れるなんて、私を含め家族や先生、
誰もが考えもしなかったと思います。


なので1回目は当たり前のように、
運動場の片隅で一人見学していました。


その当時、「悔しい」とか「羨ましい」などの
感情もなかったように覚えておりますが、
その日帰ると、妹の小さな自転車に股がっていました。


乗れる、乗ろうなんて考えもしなかったのですが、
股がって遊んでいるうちに、いつの間にかペダルを漕いで
進めるようになっていました。


なんだか嬉しくてたまらなかった記憶が猛烈に残っています。


やればなんでも出来る!!


そう思い始めたのも、この頃からだったと思います。


早速仕事から帰ってきた父に乗ってみせると、
父は冷静に、


「それ、どうやって止まるんだ?」


と聞いてきました。


そう、まだブレーキはかけられなかったのです…。


それにしてもTsu2Pac父、
普通、「すごいなぁ!」「よくやったなぁ」
声をかけてくれてもいいだろうに、
そんな言葉は一言もありませんでした。


しかし、週末には早速近くのホームセンターに行き、
記念すべき第一号となる自転車を買ってくれたのです。


初めての自転車はBMXタイプでした。
BMXならハンドルの間にバーがあるので、
そこへ体をもたれさせ、運転できると父が考えたうえでの選択でした。
(まだその当時は今より手も短く片手運転はできなかったため)

そして今のブレーキと同様、上向きにし、
上から押さえる方法を考えたのも父でした。

$前例が無ければ、作ればいい。

今思うと、褒めるという言葉はなかったものの、
「あぶないからやめとけ!」という反対の言葉もなく、
いかに安全に乗れるかを一生懸命考えてくれていたのです。


今思うと、自転車以外にも家の中には無数の工夫がありました。
感情を表現することは不器用だけど、
手先がとても器用だった父、まぢ尊敬しています。


話はそれましたが、
そのおかけで4年生の2回目の「自転車交通教室」では、
みんなと一緒に教室を受けることができました。


自転車に乗れたおかげで、
友達と一緒に出掛けられるようになり、
また高校にも自転車で通うことができました。


私にとって自転車は本当に特別な存在です。
まさか誰もが乗れるなんて考えもしなかった、
そんな自転車に乗ることができたのだから☆


私の唯一の自慢です。


いつも長文ですみません。
そして最後まで呼んでくれてありがとう(^ε^)

それではまた。