俺色:006>>>私の車 | 前例が無ければ作ればいい。
Tsu2Pacです。



今日は給料日でした。



前々回は免許取得までの話を書きました。



いよいよ私の車の紹介です。



記念すべき人生最初の車、

$Tsu2Pacの前例作り

ホンダ シビックフェリオES-1です。



写真は平成13年に納車されたばかりのドノーマル状態。
勿論、足動車なのでフランツシステムが付いています。



フランツシステム

$Tsu2Pacの前例作り

写真は今の車ですが、ハンドル下にBOXが付いており、
自転車のペダルの様な物が左にのみついています。
(ちなみにこのBOXの右側は普通のアクセル、ブレーキです。)


$Tsu2Pacの前例作り

このペダルに靴が付いているので、
車に乗り次第、この靴に履きかえます。

後は自転車のペダルを漕ぐように、
前後に回転させるとハンドルと連動し、
ステアリングがキレるという原理です。


また、ウインカーやハザードなどのスイッチ類は、

$Tsu2Pacの前例作り

神様がつけてくれたニンジンの様な右腕で操作が出来るよう、
ドア内側に取付けてあります。




話は戻り、このシビックには本当にお世話になりました。

最後の壊れるまで9年間。



走行距離 23万km。



日本中を走りました。




車に乗るまでの基本移動手段は、自転車か公共交通機関。

自転車ではどうしても範囲が限られてしまいます。

また公共交通機関ではどうしても人の手を借りなければなりません。
(切符を買うときなど・・・・)



そう思うと、外出するのも億劫な気持ちになってしまう・・・



そんな時期もありました。



けれど、そんな気持ちもこの車が打破してくれたのです。




この車があったから出会えた知人。



この車を通じて知り合った友人。



この車があったからこそできた彼女。



この車があったからこそできた結婚。



この車があったからこそできた就職。



本当にさまざまな事や物、



そして、



私に自信をくれました。




車は私にとって、本当に無くてなならない存在なのです。




しかし、



障害者が車を運転する。



ましてや足で運転する。



普通の人が見たら、危険だと思われるかもしれません。



「障害者が運転なんて、やめとけ!危ねぇ~!」



そんな声もあるでしょう。




けど私の場合、
ちょっと自慢ですが、大抵の駐車場なら1発で止められるし、
縦列駐車も狭い道だって、雪道だって得意です。


ちなみに毎年1年で約25,000km。
今まででも既に、約250,000kmは運転しています。



これは地球を5周半回れる距離になります。
(地球一周、約4万6000kmで計算)



一般的な平均距離と比べても、結構乗っている方だと思いますが、
まだ大きな事故・違反はありません。



要は何が言いたいかと言いますと、
障害者だからと言っても車を走らせる手段の違いなだけで、



障害者の運転=危険



とはならないと思うのです。




まだまだ障害者の運転に対する理解は少ないように感じますが、
私の車を作ってくださったホンダを始め、
障害を持った方にも車を!と、



日々奮闘していただいてる方もいます!!



障害者が車に乗る事への理解や認識が、もっと広がり、

より乗りやすい環境や、配慮が整えばいいなぁと願いを込め、

私の思いを書いてみました。



それではまた。