数年前の話です。

当時その団地では改修工事が行われていて、

その事件の日は足場の解体をしていました。


私はヒョロガリのおっさんなので、がたいのいい若い鳶の

お兄ちゃんたちは少し怖いと思っていましたが、

すれ違えば元気のよい挨拶をしてくれる人たちでした。


そんな彼らにいつもついて回る警備の女の子がいました。


綺麗で若い女の子なのに警備員をしてるという珍しさもあり、

近所で話題になったりもしていました。


近所のおっさんたちは「今日、警備ちゃんとお話したんだよー。」

なんてデレデレはなしていましたが、

私は挨拶をするくらいしかできませんでした。


それでも勇気を出して一度「今日は暑いですね。」

と話しかけたところ「そうですね。お体に気を付けてくださいね。」

と返してくれて、その日は仕事を頑張ろうなんて思ったりしたこともありました。


ある日のこと、外から悲鳴や怒号が聞こえてきました。




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