原発の事故以降、東京電力の株価は下がりまくっています。

昨年は2,000円から2,500円前後で推移していた株価ですが、

今回の事故で1,000円を割り込むまで落ち込んでいます。


特に2兆円の借入報道があったことも大きかったと思います。


一般の会社で2兆円の借入なんてきくと

とんでもなく莫大で、返済なんてとてもできないという感じですが、

東京電力は、売上は5兆円、経常利益は2,000億円の会社です。


平成22年12月末の時点ですでに社債が4.5兆円、借入金が1.9兆円あります。

これに2兆円の負債が増えるので、8.4兆円もの借金になります。


手元資金が3,000億円、フリーキャッシュフローはマイナス、

増資や短期の借入でなんとかキャッシュを増やしていますが、

心もとない財政状態です。


さらに今回の災害だけで相当のキャッシュがでていくものと思われます。

復興へ向けてはさらに先の話です。

おそらく、新たな借入がすぐに必要になるでしょう。


いずれ国営化されてしまうんでしょうか。