とりあえず、それなりに、みんながハッピーエンドでよかった。結局、詩文は夫と離婚してパリへ~喜美子はスーパーで働いて自立。その結果、透と耕二は、二人ともフラレてしまったけど、ラストシーンで8年後の姿。透は医師として働いて、耕二は結婚して、3人の子供の父親となっていた。それぞれにしあわせな生活をしている。それがわかって、安心した。若い時には気づかなくても、お互いに、年をとると、気づいてくる。これが年上の女にとっては怖くなる。まだまだ、未来がある青年は、もっともっと、世の中に出て、いろんな人と出会って、いろんな経験をして、それから、結婚しても大丈夫ですよ。と叫びたくなってしまった。詩文喜美子が、新しい道を歩き始めたのもいいことだと思った。透の母親も詩文の夫に、息子と妻が不倫していることを言われて、その後、詩文に仕事でインタビューすることになるが、透の母親は怒り狂って、ワインをぶっかけてしまう。それでも、詩文の元夫に「片腕をもぎりとられた監事だけど、もう、片腕であの子を支えていきます。」透の母親も、すべて、納得できたのかなぁ~思っていたよりも、みんなが、ある意味、ハッピーエンドでよかったと思った。廉くんの死んでいるような瞳。そして、あの声はこの役にはぴったりだと感じた。