テレ東だから、放送されないかもしれないから、TVerで観た。1995年、私も「ノストラダムスの大予言」を信じていた。主人公の秋久のようにね。阪神淡路大震災のあとに起きた、地下鉄サリン事件。1999年まで、世界は大丈夫なの?日本沈没よりも信じていた。比較的、裕福な家庭に育った、私立高校に通う少年。その少年が純粋で素直すぎて、危ない人たちに誘われて、ヤバい世界へと堕ちて行く〜ふと、2年前に永瀬廉くんが出演した「真夜中乙女戦争」を思い出した。この映画は、大学入学で上京して、突然、現れた、謎の人物に誘われて、最終的には、その謎の人物を殺すことになるようなストーリーだったと思う。普段から、特別に目立たなくても、大人しくて静かなタイプは狙われるのかなぁ〜と思った。かと言って、目立ちすぎるタイプも別の意味で危ない。どうすればいいのだろう。地下鉄サリン事件で、多くの人たちが亡くなられたことに、ショックを受けて、もしかしたら、ノストラダムスの予言のようになるのかと心配する、優しい秋久を変な方向へと連れて行こうとする、謎の仲間たち。30年近くたった今、ライターから取材されるシーンから始まった。高校生の秋久を演じるのは、キンプリの高橋海人くん。時々、見せる、怯えた子犬のような表情が切なくなる。最近、過去の大きな事件が注目するようなことが多いけど、絶対に忘れてはいけないし、二度とあってはいけないと思う。この1995年には生まれていなかった人たちが演じることで、世界中がしあわせになることを願いたいと思った。今年は、元旦から能登半島地震がおきて、それから、日本のあちらこちらで地震がおきている。こんな時だからこそ、少しでも、穏やかに過ごせる年になりますようにと思う。